資格に独学で合格する【4】成績の分析と対策

宅地建物取引士(宅建)、ファイナンシャルプランナー(FP)、管理業務主任者(管業)、日商簿記に独学で合格する方法。【4】

成績の分析と対策①定着期の勉強法

勉強を始めてまずすることは良質なインプットです。インプットとは教科書を読んだり動画を見たりする事です。このインプットはただダラダラ教科書を読めばいいのではなく良質でなくてはいけません。問題を解く準備のために規定を覚えるだけでなく、どんな問題が出てどういう風に解くのかをしなければいけません。通常の資格予備校はここに最も気合を入れます。

また良質なインプット後はそれをアウトプット(問題を解く)して覚えなければいけません。アウトプットは反復して何度もしなければいけません。

資格の紅白では、このアウトプットの期間を当日⇒3日⇒7日⇒21日に設定しています。たた3週間の間に4回も解くのです。多いと感じるかもしれませんが、4回解かなければ覚えません。このへんの話しは別のところでもやっていますのでそちらの記事を見て下さい。今回はその後の成績の分析と対策です。

資格の紅白では、この4回の問題を解く度にハンコを押すようにしています。この人はすごくまじめに取り組んでいますので、日程通りに消化している事が分かります。そしてこの人の成績は、宅建で一問一答のみで勉強した後に年度別過去問を解き現在(試験まで残り3カ月)でも平均37点くらい取れています。

定着期には成績の分析と対策は基本的に不要

勉強において大事な事は覚える事と忘れない事であるため、基本的に分析や対策は定着期にいりません。直前期に苦手を分析して対策すれば十分です。そのため定着期にはまず覚える事を優先して下さい。すなわち当日⇒3日⇒7日⇒21日が最優先事項です。そのうえで時間に余裕があれば分析と対策をします。

成績の分析と対策②定量分析(間違えた問題の数から分析)

定量分析とは、間違えた問題の数から分析するやり方です。

分析は問題をたくさん解いて分析しなければなりません。例えば模試を1回解くのと同じ問題集を3回解くのであれば、同じ問題集を3回解いた方が圧倒的に分析です。模試1回程度だと「たぶんこの辺が苦手かな?」くらいしか分かりません。ですから模試1回で成績分析できますなんて書いてある学校はウソです。それは成績分析ではなく、この問題をあなたが間違えましたです。

なぜ3回解かなければいけないのかというと○×にしろ択一にしろたまたま当たったり何度も解いているうちに自分で解決したりすることがあるからです。

※〇×の記号は、1回目から4回目まで解いているうちに正解できたかできなかったか。左から1回目、2回目、3回目、4回目となる。

例えば上記の問題では、3は何も書いていませんがこれは1回目から4回目まで全部正解できた意味。この問題は対策する必要はありません。

1と4は最初の1回間違えていますが、その後に理解をした問題。資格の紅白では1回目と2回目の間に講義が入りますのでその講義で解決した事が分かります。この問題も対策する必要はありません。

しかし2は1回目から4回目まで全部間違えています。これが苦手問題で確実に潰さなければいけない問題です。間違う問題はいつも同じです。たとえ21日間の間に4回解けば答えを覚えそうなものですがそうではありません。

苦手な問題は試験が終わるまでずっと苦手です。

上記の例では、まず8に間違いのバラつきが見られます。これはうろ覚えの状態です。この状態では何となくはわかっています。しかし確実ではありません。だから正解したり間違ったりするわけです。このようなうろ覚えの状態は試験では役に立ちません。しかし分かっていないわけではないのでつい対策がおろそかになります。それではいけません。確実に正解できるようになるように対策をしていく必要があります。

最後に7や9の状態です。だいたい正解していますが1回だけ間違ってしまっています。これもうろ覚えと言えばうろ覚えですが、苦手度合いは8よりも低いです。むしろ分かっている傾向は強いのですが、まだ完璧じゃないくらいです(理解度で言うと8は6~7割、7と9は8~9割程度。)この問題も対策をした方が良いのですが、対策には時間がかかります。そのため全部をすることは難しいのです。そこでこのような問題はとりあえず放っておけば、もしかしたらそのうち分かるようになるかもしれません。分かるようになれば対策は不要になり時間も必要ありません。ですから対策は保留です。この後も問題は解いていきますのでこの傾向が続くようならそのときに対策しましょう。

成績の分析と対策③定性分析(その人の性格から分析)

もう一つの分析に定性分析があります。これは性格等から分析をするのですが、独学ではほぼ不可能です。もちろん自分の気持ちでこれ苦手なんだよなって思うところを対策するのですが、客観的に分析はとても難しいです。独学であれば定量分析を優先して法が良いでしょう。

しかし個別指導のように講師から習っている場合は違います。講師は一人ひとり話しや質問を聞いていますからその中から苦手は常に探しています。私は自分が教えている人がどんな覚え方や問題が好きなのか得意なのかは全て把握しています。そこから分析するわけです。

実は定量分析のうろ覚えの分析はすごく難しいです。単に間違っているだけじゃなく性格的な問題や難易度的な問題があるからです。それらを全て加味したうえでどれを対策するかを決定しています。私の場合は1回しか間違えてなくても対策するときもあれば2回間違えていても保留する場合もあります。これは講師の質と経験と勘が必要ですから、独学でやるのは危険です。もし必要であれば資格予備校に相談をすると良いと思います。相談だけならどこも無料です。

成績の分析と対策④対策の仕方

対策は独学か通学かで話しが変わってきます。なお通学の場合は

講師に聞く

で終わりです。苦手な問題はどんどん聞いてなくして行きましょう。資格の紅白では対策のためだけの講義の時間を取って対策をしますから劇的に変化が可能です。

独学の場合は自分でしなければなりません。しかも時間との戦いでもありますから基本的には労力がかからない順番が良いでしょう。

①教科書・要点整理を読む

教科書は知識の整理に最も役に立ちます。また勉強した後の教科書はインプットの時の教科書とは違います。これはぜひ一度体験してみて下さい。

②インターネットで調べる

最近は私のようなインターネットで有益な情報を発信しているサイトも増えています。そこでインターネットで調べてみると自分の探している答えが見つかることも多いです。ただ慣れていないと見つけるのに苦労するため、暇な時間にやったりちょっとやって見つからなかったら深追いは止めましょう。またウソの情報も多いため講師・企業の実名を公開していないサイトは信用してはいけません。

③ノートにまとめる

これは確実に分かるようになるのですが、むちゃくちゃ時間もかかりますからあまりお勧めできません。さきほどのずっと間違っている問題のみしましょう。全部やろうとすると時間が足りず復習をおろそかにして1つ覚えて10忘れるという悪循環が生まれます。

今回は分析メインで書きましたので別の機会に対策メインの話しもします。

合格にトドメを刺す【資格の必殺仕事人】

資格の紅白 講師 田中幸史郎

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