貸付金・借入金、手形貸付金・手形借入金

貸付金(資産)

貸し付けたお金は「貸付金」という勘定科目を使う。あとで返してもらうことができるため、後からお金を増やすものとして資産である。

受取利息(収益)

貸付金を返済されるときは、貸付金(資産)が減少するかわりに現金(資産)が増加する。またこのときに利息ももらえ、受取る利息は「受取利息」という勘定科目で仕訳する。受取利息は、利益のプラス(もうけ)のなので収益である。

貸付金の仕訳

現金100円を貸し付けた。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

資産の減少

貸付金

100

現金

100

貸付金100円の返済を受け、利息10円とともに現金で受け取った。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

資産の減少・収益の発生

現金

100

貸付金

受取利息

100

10

借入金(負債)

銀行などからお金を借りることもでき、「借入金」という勘定科目を使う。借入金は、お金を返さなければならない義務があり、後からお金を減らすものとして、負債である。

支払利息(費用)

借入金を返済すると、借入金(負債)が減少するが、返済に使用される現金(資産)も減少する。また利息も支払わなければならず、支払う利息は「支払利息」という勘定科目を使用する。支払利息は、利益のマイナス(もうけるために使ってなくなったお金)である費用である。

利息の計算

利息=借入(貸付)金額×年利率×借入(貸付)期間÷12カ月

※12カ月は月割りのとき、日割りのときは365日

借入金の仕訳

銀行から現金600円を借り入れた。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

負債の増加

現金

600

借入金

600

取引銀行に借入金600円を返済し、利息とともに現金で支払った。なお、利息の年利率は2%で借入期間は10カ月である。

⇒利息=600円×0.02×10カ月÷12カ月=10円

借方(左側)

貸方(右側)

負債の減少・費用の発生

資産の減少

借入金

支払利息

600

10

現金

610

手形貸付金(資産)

約束手形を受取ってお金を貸すことがある。手形は不渡りの可能性があるため、単なる口約束の貸付金に比べ信用度が高いのである。手形を使ってお金を貸すときの勘定科目は、「手形貸付金」である。手形貸付金は、あとからお金を増やすので、資産である。

手形借入金(負債)

手形を発行してお金を借りるときに使用する勘定科目は、「手形借入金」である。手形借入金は、あとからお金を減らすので負債である。

手形貸付金・手形借入金の仕訳

現金100円を貸し付け、約束手形を受け取った。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

資産の減少

手形貸付金

100

現金

100

現金100円を借り入れ、約束手形を渡した。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

負債の増加

現金

100

手形借入金

100

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