現金

他人振出し小切手を受取ったとき:現金(資産)

小切手は、振出人が「この小切手を持ってきた人に、この金額を支払ってください」と銀行にお願いするための証券。その小切手を銀行に持っていけば、現金に換えることができる。

⇒これらは通貨代用証券という現金とほぼ同じものとして、簿記上では現金で扱う。お金そのものですから資産です。

⇒その他の通貨代用証券には、送金小切手(送金手段として銀行が振り出す小切手)や配当金領収証(これを銀行に持っていくと配当金として現金が受け取れる)などがある。

他人振出しの小切手の仕訳

得意先に商品150円を売り上げ、代金は 同店振出の小切手で受け取った。

借方(左側)

貸方(右側)

資産の増加

収益の発生・資産の減少

現金

150

売上

150

現金過不足(要素なし)

現金化不足のように期中にだけ一時的に使用し、決算書に記載されないものは未決算勘定と呼ばれ、これらには資産や負債のような要素がない。未決算勘定は、相手科目の逆側に維持的に置くのである。

お店では、定期的に帳簿上の現金の残高(帳簿残高) と実際にお店の金庫やお財布の中にある現金の金額(実際有高)が一致しているかどうかをチェックし、もし金額が一致していなかったら、帳簿残高が実際有高に一致するように修正する。

⇒しかし、修正しようにも現金の相手科目が分からないため、原因が分かるまでとりあえず使用する科目が現金過不足である。

現金過不足の仕訳

5月10日現金の帳簿残高は120円であるが実際有高を調べたところ100円であった。

借方(左側)

貸方(右側)

要素なし

資産の減少

現金過不足

20

現金

20

  実際有高に合わせるので、今回は足りないので資産の減少として帳簿との差額を埋める。

現金過不足が判明したとき:判明した勘定科目

現金過不足が生じた原因がわかったら、正しい勘定科目で処理。

⇒すでに現金過不足で仕訳しているため、相手科目は現金過不足を使う。

現金過不足が決算日まで判明しなかったとき:

雑益(収益)又は雑損(費用)

お店は1年に一度、締め日(決算日) を設けて、1年間のもうけや資産・負債の状況をまとめる。このとき行う手続きを単に決算とか決算手続といい、決算において行う仕訳を決算整理(仕訳) という。

現金過不足は、原因が判明するまでの一時的な勘定科目なので、その原因が判明しないからといって、いつまでも帳簿に残しておくことはできない。そこで、決算日において原因が判明しないものは、雑損(費用)または雑益(収益)として処理する。

現金過不足が判明したときの仕訳

5月25日に、5月10日に生じていた現金の不足額20円の原因を調べたところ、10円は通信費の計上漏れであることがわかった。なお、5月10日に次の仕訳をしている。

(現金過不足) 20 /(現金) 20

借方(左側)

貸方(右側)

費用の増加

要素なし

通信費

10

現金過不足

10

現金過不足が判明しなかったときの仕訳

12月31日(決算日)において現金過不足(借方)が10円あるが、原因が不明なので、雑損として処理する。

借方(左側)

貸方(右側)

費用の増加

要素なし

雑損

10

現金過不足

10

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