2014年9月

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)
実技試験 問題
年度別過去問 2014年9月(平成26年9月)
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
問1
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.社会保険労務士資格を有していないFPが、顧客の質問に応じて、日本の公的年金制度の仕組みと特徴について説明をした。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、顧客から相談を受け、将来の必要保障額の試算および加入している保険の見直しを行った。
3.税理士資格を有していないFPが、顧客から要望を受け、無償で税務書類の作成を行った。

問2
下記は、有馬家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
FP3級実技 平成26年9月問2 
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「224×(1+0.02)=228」
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「567-457=110」
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「347×(1+0.01)+(572-456)=466」

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
問3
下記<資料>の用語に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問3 
1.(a):東京証券取引所市場第一部上場銘柄のうち、代表的な500銘柄を対象にした時価総額指数のことであり、時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい。
2.(b):出来高とも呼ばれる。例えば、売り1,000株と買い1,000株の取引が成立した場合には、売買高(出来高)は2,000株と表示される。
3.(c):新規に発行された償還期間10年の国債の流通利回りのことで、わが国の長期金利の代表的な指標とされている。

問4
下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問4 
1.株価収益率(PER)は、株価が1株当たり利益に対して何倍であるかを表す指標で、「2,600円÷200円=13(倍)」である。
2.株価純資産倍率(PBR)は、1株当たり純資産が株価に対して何倍であるかを表す指標で、「2,080円÷2,600円=0.8(倍)」である。
3.配当利回りは、1株当たり利益に対する年間配当金の割合を表す指標で、「39円÷200円×100=19.5(%)」である。

問5
田中利彦さんは、RA銀行(日本国内に本店のある普通銀行)に下記<資料>の預金を預け入れている。仮に、RA銀行が破たんした場合、預金保険制度により保護される元本(最大金額)として、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問5 
1. 1,000万円
2. 2,000万円
3. 2,300万円

【第3問】下記の(問6)について解答しなさい。
問6
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問6 
1. 162㎡
2. 648㎡
3. 810㎡

【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
問7
馬場憲明さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、憲明さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問7 
馬場憲明さんが、平成26年中に急性心筋梗塞で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計( ア)である。
1. 2,200万円
2. 2,100万円
3. 1,600万円

問8
三上亨さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、亨さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問8 
三上亨さんは、
・平成26年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後20日間入院し、給付倍率20倍の手術(1回)を受けた。
・退院後も継続して治療するため6日間通院した。この場合、支払われる給付金は、合計( ア)である。
1. 123万円
2. 143万円
3. 146万円

問9
北川さん夫妻(いずれも会社員)が加入している生命保険は下表のとおりである。下表の契約A~Cについて、保険金・給付金が支払われた場合の課税関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問9 
1.契約Aについて、妻が受け取った死亡保険金は、相続税の課税対象となる。
2.契約Bについて、妻が受け取った入院給付金は、一時所得として所得税・住民税の課税対象となる。
3.契約Cについて、妻が受け取った満期保険金は、贈与税の課税対象となる。

問10
高倉浩貴さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は高倉浩貴さんである)のうち、保険金の支払い対象とならないケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問10 
1.ハイキングに行った際に転んでケガをし、破傷風に感染したため、入院した。
2.休日に行った草野球の試合中に手にボールが当たり、骨折をして通院した。
3.地震により発生した火災が原因で、手にやけどを負い通院した。

【第5問】下記の(問11)~(問13)について解答しなさい。
問11
下記の3人の会社員のうち、平成26年分の所得税において確定申告を行う必要がない人は誰か。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問11 
1.大垣直樹
2.細川智行
3.谷口正志
 
問12
下記は、加入者が負担する掛金と所得控除の関係について示した表である。下表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問12 
1.(ア)小規模企業共済等掛金控除(イ)社会保険料控除
2.(ア)社会保険料控除 (イ)小規模企業共済等掛金控除
3.(ア)生命保険料控除 (イ)生命保険料控除

問13
青山勇次さんは、個人でアパートの賃貸経営を行っている(青色申告者である)。青山さんの平成26年分の所得および所得控除が下記<資料>のとおりである場合、青山さんの平成26年分の所得税の額として、正しいものはどれか。なお、青山さんは、平成26年中は不動産所得のほかに所得はなく、税額控除や源泉徴収税額、復興特別所得税、予定納税等については考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問13-1 
FP3級実技 平成26年9月問13-2
FP3級実技 平成26年9月問13-3 
1. 1,610,000円
2. 1,533,000円
3. 974,000円

【第6問】下記の(問14)について解答しなさい。
問14
平成26年8月30日に相続が開始された被相続人の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問14
1.弟1
2.弟1/2 姪1/2
3.弟3/4 姪1/4

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
岡田久雄さんは、株式会社KBに勤務する会社員である。久雄さんは定年を2年後に控えており、退職するつもりでいることから、今後の生活設計についてFPで税理士でもある景浦さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成26年9月1日現在のものである。
FP3級実技 平成26年9月問15-1
FP3級実技 平成26年9月問15-2 
[負債]
住宅ローン(自宅マンション):400万円(債務者は久雄さん、団体信用生命保険付き)
自動車ローン(自家用) : 65万円(債務者は久雄さん)
[その他]
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

問15
FPの景浦さんは、岡田家の平成26年9月1日時点のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答することとし、<設例>に記載のないデータについては一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問15-3 
1. 6,355(万円)
2. 6,820(万円)
3. 7,285(万円)

問16
久雄さんは、地震への備えとして、現在契約している火災保険に地震保険を付帯することを考えており、FPの景浦さんに相談をした。景浦さんが久雄さんに説明する際に使用した地震保険に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問16 
1.(ア)30%~50% (イ)5,000万円(ウ)1,000万円
2.(ア)30%~50% (イ)3,000万円(ウ)1,000万円
3.(ア)30%~80% (イ)5,000万円(ウ)1,500万円

問17
久雄さんは、定年退職後は、退職一時金の一部を老後の生活資金に充てようと思っている。仮に、退職一時金のうち1,500万円を年利2%で複利運用しながら20年間で均等に取り崩すこととした場合、毎年の生活資金に充てることができる金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問17 
1. 504,750円
2. 618,000円
3. 918,000円

問18
定年退職時には、久雄さんに対して勤務先から退職一時金として2,300万円が支給される見込みである。所得税における退職所得に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、久雄さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問18 
・退職所得は( ア)の対象となる。
・久雄さんの退職所得の金額は、( イ)である。
1.(ア)分離課税(イ)240万円
2.(ア)分離課税(イ)120万円
3.(ア)総合課税(イ)120万円

問19
松乃さんは、現在、年間給与収入100万円のパートタイマーとして働いており、国民年金の第3号被保険者である。久雄さんが60歳で定年退職した場合、その後、松乃さんが60歳になるまでの国民年金の被保険者に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、松乃さんは、今後も現在と同じ条件のパートタイマーとして仕事を続けるものとする。
1.国民年金の第1号被保険者とされる。
2.国民年金の第2号被保険者とされる。
3.国民年金の第3号被保険者のままである。

問20
久雄さんは、会社の定期健康診断で異常を指摘され、平成26年5月に2週間ほど入院をして治療を受けた。その際の病院への支払いが高額であったため、久雄さんは健康保険の高額療養費制度によって払戻しを受けたいと考え、FPの景浦さんに相談をした。久雄さんの平成26年5月の総医療費が70万円であった場合、次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、久雄さんは全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
FP3級実技 平成26年9月問20 
・久雄さんの自己負担額は、総医療費の( ア)に当たる金額である。
・久雄さんに高額療養費制度により払い戻される金額は、( イ)である。
1.(ア)3割(イ)125,570円
2.(ア)3割(イ) 84,430円
3.(ア)2割(イ) 55,570円

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)
実技試験 解答
年度別過去問 2014年9月(平成26年9月)
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
問1
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.社会保険労務士資格を有していないFPが、顧客の質問に応じて、日本の公的年金制度の仕組みと特徴について説明をした。
〇  一般的な法律の説明は違反しない
2.生命保険募集の登録をしていないFPが、顧客から相談を受け、将来の必要保障額の試算および加入している保険の見直しを行った
〇  士業とは異なり、顧客の具体的なこを行っても保険の募集さえしなければ法律に違反しない
3.税理士資格を有していないFPが、顧客から要望を受け、無償で税務書類の作成を行った
×  有償無償を問わず、税務書類の作成は法律に違反する。

正解 3

問2
下記は、有馬家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
FP3級実技 平成26年9月問2 
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「224×(1+0.02)=228」
× 変動率のある者の計算⇒基準値×(1+変動率)^年数
2年目の基本生活費=224×(1+0.02)^2≒233万円 
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「567-457=110」
〇 年間収支=収入―支出 
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「347×(1+0.01)+(572-456)=466」
〇 金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)+その年の年間収支 

正解 1

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
問3
下記<資料>の用語に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問3 
1.(a):東京証券取引所市場第一部上場銘柄のうち、代表的な500銘柄を対象にした時価総額指数のことであり、時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい
×  東証株価指数は、全銘柄を対象としている。後半は正しい。
2.(b):出来高とも呼ばれる。例えば、売り1,000株と買い1,000株の取引が成立した場合には、売買高(出来高)は2,000株と表示される。

×  1,000株

3.(c):新規に発行された償還期間10年の国債の流通利回りのことで、わが国の長期金利の代表的な指標とされている。

〇  
正解 3

問4
下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問4 
1.株価収益率(PER)は、株価が1株当たり利益に対して何倍であるかを表す指標で、「2,600円÷200円=13(倍)」である。
〇  PER=株価 / 収益=2600円 / 200円=13倍
2.株価純資産倍率(PBR)は、1株当たり純資産が株価に対して何倍であるかを表す指標で、「2,080円÷2,600円=0.8(倍)」である。

× PBR=株価 / 純資産=2600円 / 2080円=1.25倍

3.配当利回りは、1株当たり利益に対する年間配当金の割合を表す指標で、「39円÷200円×100=19.5(%)」である。

× 利回り=収益 / 投資額×100⇒配当利回り=年間配当金 / 株価×100=39 / 2600円×100=1.5%
正解 1

問5
田中利彦さんは、RA銀行(日本国内に本店のある普通銀行)に下記<資料>の預金を預け入れている。仮に、RA銀行が破たんした場合、預金保険制度により保護される元本(最大金額)として、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問5 
1. 1,000万円
2. 2,000万円
3. 2,300万円

決済用預金の全てと、普通預金(利息含む)と定期預金は合算して1000万円まで保護される。
決済用預金:1000万円+普通預金(利息含む)と定期預金:1000万円=2000万円
正解 2

【第3問】下記の(問6)について解答しなさい。
問6
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問6 
1. 162㎡
2. 648㎡
3. 810㎡

容積率は前面道路の幅員による制限を考慮する。
幅員:6m×法定乗数(住居系):4/10=240% < 300% 
⇒容積率は厳しい方となるので、240%
延べ面積=敷地面積×容積率=270㎡×240%=648㎡
正解 2

【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
問7
馬場憲明さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、憲明さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問7 
馬場憲明さんが、平成26年中に急性心筋梗塞で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計( ア)である。
終身保険:理由を問わずに死亡した時に出る
定期保険:理由を問わずに死亡した時に出る
特定疾病:特定疾病になった時、又は、特定疾病にならず保険金を受け取らずに死亡した時に出る
傷害特約 :事故で死亡した時に出る
⇒ 終身保険:600万円+定期保険:1000万円+特定疾病:500万円=2100万円
1. 2,200万円
2. 2,100万円
3. 1,600万円

正解 2

問8
三上亨さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、亨さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問8 
三上亨さんは、
・平成26年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後20日間入院し、給付倍率20倍の手術(1回)を受けた。
・退院後も継続して治療するため6日間通院した。この場合、支払われる給付金は、合計( ア)である。
1. 123万円
2. 143万円
3. 146万円

診断給付金:100万円+入院給付金:1万円×20日+手術給付金:1万円×20倍+通院給付金:5000円×6日=143万円
正解 2

問9
北川さん夫妻(いずれも会社員)が加入している生命保険は下表のとおりである。下表の契約A~Cについて、保険金・給付金が支払われた場合の課税関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問9 

リスク管理 課税

1.契約Aについて、妻が受け取った死亡保険金は、相続税の課税対象となる。
〇 2つ目の表参照 

2.契約Bについて、妻が受け取った入院給付金は、一時所得として所得税・住民税の課税対象となる。
× 医療保険は非課税 
3.契約Cについて、妻が受け取った満期保険金は、贈与税の課税対象となる。

× 1つ目の表参照。所得税
正解 1

問10
高倉浩貴さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は高倉浩貴さんである)のうち、保険金の支払い対象とならないケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問10 
1.ハイキングに行った際に転んでケガをし、破傷風に感染したため、入院した。
〇 急激かつ偶発的な外来の事故である
2.休日に行った草野球の試合中に手にボールが当たり、骨折をして通院した。
〇 急激かつ偶発的な外来の事故である
3.地震により発生した火災が原因で、手にやけどを負い通院した。

× 発生原因が地震なので、補償されない。
正解 3

【第5問】下記の(問11)~(問13)について解答しなさい。
問11
下記の3人の会社員のうち、平成26年分の所得税において確定申告を行う必要がない人は誰か。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問11 
確定申告は原則全ての国民が必要である。
しかし給与所得者は源泉徴収と年末調整により、税の計算がおこなわれるため以下に該当しなければ確定申告不要となる。
①年間給与2000万円以下
②合計所得(給与所得以外の所得)20万円以下
③2か所以上から給与をもらっていない
また住宅ローン控除を適用するときの初年度は確定申告が必要
1.大垣直樹
×  住宅ローン控除を適用するときの初年度であるので確定申告必要
2.細川智行
〇 合計所得が20万円以下(一時所得:10万円+雑所得:5万円=15万円)な ので確定申告不要
3.谷口正志
× 年間給与2000万円超であるので確定申告必要
正解 2 
問12
下記は、加入者が負担する掛金と所得控除の関係について示した表である。下表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問12 
1.(ア)小規模企業共済等掛金控除(イ)社会保険料控除
2.(ア)社会保険料控除 (イ)小規模企業共済等掛金控除
3.(ア)生命保険料控除 (イ)生命保険料控除

正解 1

問13
青山勇次さんは、個人でアパートの賃貸経営を行っている(青色申告者である)。青山さんの平成26年分の所得および所得控除が下記<資料>のとおりである場合、青山さんの平成26年分の所得税の額として、正しいものはどれか。なお、青山さんは、平成26年中は不動産所得のほかに所得はなく、税額控除や源泉徴収税額、復興特別所得税、予定納税等については考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問13-1 
FP3級実技 平成26年9月問13-2
FP3級実技 平成26年9月問13-3 
課税総所得金額=総所得金額-所得控除=930万円-230万円=700万円
所得税=700万円×23%-636,000円=974,000円
1. 1,610,000円
2. 1,533,000円
3. 974,000円

正解 3

【第6問】下記の(問14)について解答しなさい。
問14
平成26年8月30日に相続が開始された被相続人の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問14
配偶者がすでに死亡し、第1順位の子や第2順位の直系尊属がいないため、第3順位の兄弟姉妹で分ける。
同じ順位は、均等に分割するので1/2ずつとなる(姪は妹の代襲相続人)
1.弟1
2.弟1/2 姪1/2
3.弟3/4 姪1/4

正解 2

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
岡田久雄さんは、株式会社KBに勤務する会社員である。久雄さんは定年を2年後に控えており、退職するつもりでいることから、今後の生活設計についてFPで税理士でもある景浦さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成26年9月1日現在のものである。
FP3級実技 平成26年9月問15-1
FP3級実技 平成26年9月問15-2 
[負債]
住宅ローン(自宅マンション):400万円(債務者は久雄さん、団体信用生命保険付き)

自動車ローン(自家用) : 65万円(債務者は久雄さん)

[その他]
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

問15
FPの景浦さんは、岡田家の平成26年9月1日時点のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答することとし、<設例>に記載のないデータについては一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問15-3 
1. 6,355(万円)
2. 6,820(万円)
3. 7,285(万円)
総資産=普通預金:400万円+定期預金:1800万円+財形年金:420万円+個人向け国債:200万円+上場株式:470万円+生命保険(解約返戻金相当額):430万円+不動産(自宅マンション):2900万円+その他(動産等):200万円=6820万円 

総負債=住宅ローン(自宅マンション):400万円+自動車ローン(自家用) :65万円=465万円
純資産=資産-負債=6820万円-465万円=6355万円
正解 1

問16
久雄さんは、地震への備えとして、現在契約している火災保険に地震保険を付帯することを考えており、FPの景浦さんに相談をした。景浦さんが久雄さんに説明する際に使用した地震保険に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
FP3級実技 平成26年9月問16 
1.(ア)30%~50% (イ)5,000万円(ウ)1,000万円
2.(ア)30%~50% (イ)3,000万円(ウ)1,000万円
3.(ア)30%~80% (イ)5,000万円(ウ)1,500万円

正解 1

問17
久雄さんは、定年退職後は、退職一時金の一部を老後の生活資金に充てようと思っている。仮に、退職一時金のうち1,500万円を年利2%で複利運用しながら20年間で均等に取り崩すこととした場合、毎年の生活資金に充てることができる金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技 平成26年9月問17 
係数の覚え方 表
現在持っている資金から将来(毎年)取り崩せるお金を聞いているので、資本回収係数。
1500万円×0.0612=918,000円
⇒1500万円を20年間均等に取り崩すと1500÷20=750万円。複利運用するのでこれよりも下回ることはなく妥当である。
1. 504,750円
2. 618,000円
3. 918,000円

正解 3

問18
定年退職時には、久雄さんに対して勤務先から退職一時金として2,300万円が支給される見込みである。所得税における退職所得に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、久雄さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
FP3級実技 平成26年9月問18 
・退職所得は( ア)の対象となる。
・久雄さんの退職所得の金額は、( イ)である。
800万円+70万円(38年-20年)=2060万円
退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2=120万円 
1.(ア)分離課税(イ)240万円
2.(ア)分離課税(イ)120万円
3.(ア)総合課税(イ)120万円
正解 2

問19
松乃さんは、現在、年間給与収入100万円のパートタイマーとして働いており、国民年金の第3号被保険者である。久雄さんが60歳で定年退職した場合、その後、松乃さんが60歳になるまでの国民年金の被保険者に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、松乃さんは、今後も現在と同じ条件のパートタイマーとして仕事を続けるものとする。
1.国民年金の第1号被保険者とされる。
〇  20歳以上60歳未満の者で、第2号被保険者・第3号被保険者に該当しない者のことを言う。下記の通り該当しないので最も正しい。
2.国民年金の第2号被保険者とされる。
×  民間会社員や公務員など厚生年金、共済の加入者を第2号被保険者という。これには該当しない。
3.国民年金の第3号被保険者のままである。
× 20歳以上60歳未満の者で、第2号被保険者に扶養される者を言う。 久雄さんは第2号被保険者ではなくなるので、松乃さんも第3号被保険者ではなくなる。
正解 1
問20
久雄さんは、会社の定期健康診断で異常を指摘され、平成26年5月に2週間ほど入院をして治療を受けた。その際の病院への支払いが高額であったため、久雄さんは健康保険の高額療養費制度によって払戻しを受けたいと考え、FPの景浦さんに相談をした。久雄さんの平成26年5月の総医療費が70万円であった場合、次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、久雄さんは全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
FP3級実技 平成26年9月問20 
・久雄さんの自己負担額は、総医療費の( ア)に当たる金額である。
・久雄さんに高額療養費制度により払い戻される金額は、( イ)である。
病院への支払額=70万円×3割=21万円
自己負担限度額=80,100円+(70万円-267,000)×1%=84,430円
∴払戻額=21万円-84,430円=125,570円 
1.(ア)3割(イ)125,570円
2.(ア)3割(イ) 84,430円
3.(ア)2割(イ) 55,570円

正解 1

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