2014年5月

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)
実技試験 問題
年度別過去問 2014年5月(平成26年5月)
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
問1
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.投資助言・代理業者の登録をしていないFPが、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて特定の有価証券の動向や投資判断について助言をした。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、変額個人年金保険の一般的な仕組みについて顧客に説明をした。
3.弁護士資格を有していないFPが、法律事務に関する業務依頼に備えるために、弁護士と提携する顧問契約を締結した。
 
問2
下記は、伊丹さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問2 解答
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「196×(1+0.02)^3=208」
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「540-406=134」
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「687+110=797」
 
【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
問3
下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
FP3級実技試験 平成26年5月問3-1 解答
FP3級実技試験 平成26年5月問3-2 解答
1.(a)の「高値」の欄には、それぞれの銘柄の年初から当日までの取引で、最も高い株価が示されている。
2.(b)の「売買高」の欄には、それぞれの銘柄の当日に売買された金額が示されている。
3.(c)によると、この銘柄の前営業日の「終値」は198円であることが分かる。

問4

 
下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア)
企業間の取引における商品の価格変動を表した指数で、日本銀行が公表している。
( イ)
家計が購入する商品やサービスの価格変動を表した指数で、総務省が公表している。
( ウ)
一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額のことで、内閣府が公表している。
1.空欄(ア)に入る用語は、「企業物価指数」である。
2.空欄(イ)に入る用語は、「景気動向指数」である。
3.空欄(ウ)に入る用語は、「国内総生産(GDP)」である。
 
問5
下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
<資料>
FP3級実技試験 平成26年5月問5 解答
1.配当利回りは、「30円÷50円×100=60%」である。
2.株価純資産倍率(PBR)は、「1,000円÷1,500円≒0.67倍」である。
3.株価収益率(PER)は、「1,500円÷50円=30倍」である。
 
【第3問】下記の(問6)について解答しなさい。
問6
建築基準法に基づき、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、この土地に対する建築物の建築面積の最高限度(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問6 解答
1. 300㎡×60%=180㎡
2. 300㎡×(6m×4/10)=720㎡
3. 300㎡×300%=900㎡
 
【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
問7
柴田裕司さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、裕司さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問7 解答
柴田裕司さんが、平成26年中に3大疾病の一つである脳卒中で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計( ア)である。
1. 1,700万円
2. 1,300万円
3. 400万円
 
問8
露木武志さんが加入している医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、武志さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問8 解答
露木武志さんは、平成26年中にガン(悪性新生物)と診断され、その後20日間入院し、その間に給付倍率20倍の手術(1回)を受け、退院後10日間通院した。この場合、支払われる給付金は、( ア)である。
1.入院給付金10万円、手術給付金10万円、通院給付金5万円の合計25万円
2.入院給付金15万円、手術給付金10万円の合計25万円
3.入院給付金10万円、手術給付金10万円の合計20万円
 
問9
自動車損害賠償責任保険(以下「自賠責保険」という)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.自賠責保険は、自動車損害賠償保障法によって加入が義務付けられた自動車保険であり、原動機付自転車も加入の対象とされている。
2.自賠責保険では、自動車による死亡事故の場合の支払限度額は、事故1回に対し、6,000万円である。
3.自賠責保険では、自動車の修理代などの物損は保険金の支払い対象とならない。
 
問10
浅田直樹さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は浅田直樹さんである)のうち、保険金の支払い対象となるケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問10 解答
1.レストランで食べた料理が原因で細菌性食中毒にかかり、入院した。
2.バレーボールをして遊んでいたところ誤って手首を骨折し、通院した。
3.地震が原因で落ちてきた柱時計で頭にケガをして、通院した。
 
【第5問】下記の(問11)、(問12)について解答しなさい。
問11
北村佳奈子さんは、下記の内容の生命保険に加入している。佳奈子さんの平成25年分の所得税の計算における生命保険料控除額として、正しいものはどれか。なお、下記以外に加入している生命保険等はないものとし、特約は付加されていないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問11 解答
FP3級実技試験 平成26年5月問11-2 解答
1. 38,750円
2. 43,750円
3. 50,000円
 
問12 
会社員の村瀬和夫さんは、平成26年12月に勤務先を定年退職する予定である。村瀬さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、村瀬さんの退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、村瀬さんは役員ではなく、退職は障害者になったことに基因するものではないものとする。
[村瀬さんの退職に係るデータ]
・支給される退職一時金:3,000万円
・勤続年数:38年
FP3級実技試験 平成26年5月問12 解答
1.(3,000万円-2,060万円)×1/2=470万円
2. 3,000万円-2,060万円=940万円
3. 3,000万円-2,060万円×1/2=1,970万円

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
問13
平成26年5月2日に相続が開始された鶴見正太郎さん(被相続人)の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問13 解答
1.相続人は、妻、長男、長女である。
2.相続人は、妻、長男、長女、孫である。
3.相続人は、妻、長男、長女、二男、孫である。
 
問14
井上真司さんは、平成25年5月に父から乗用車購入資金として現金150万円、同年9月に叔母から現金100万円の贈与を受けた。井上さんの平成25年分の贈与税額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、平成25年中において、井上さんはこれ以外には贈与を受けていないものとする。また、井上さんは相続時精算課税制度を選択していないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問14 解答
1.いずれも親族間の贈与であるため非課税であり、贈与税額は「0円」となる。
2.叔母からの贈与は基礎控除額以下であるため贈与税はかからず、贈与税額は「(150万円-110万円)×10%=4万円」となる。
3.贈与を受けた年分の合計額が贈与税の課税対象となるため、贈与税額は「{(150万円+100万円)-110万円}×10%=14万円」となる。

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
南田秀一さんは、株式会社MTに勤める会社員である。秀一さんは40歳を過ぎたこともあり、今後の生活設計についてFPで税理士でもある大下さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成26年4月1日現在のものである。
FP3級実技試験 平成26年5月問15 解答
[負債]
住宅ローン(自宅マンション):1,500万円(債務者は秀一さん、団体信用生命保険付き)
自動車ローン(自家用) : 80万円(債務者は秀一さん)
[その他]
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。
 
問15
FPの大下さんは、南田家のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答することとし、<設例>に記載のないデータについては一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問15-2 解答
1. 2,060(万円)
2. 2,140(万円)
3. 3,640(万円)
 
問16
秀一さんと仁美さんは、今後10年間で積立貯蓄をして、長女の彩さんの教育資金として300万円を準備したいと考えている。積立期間中に年利1%で複利運用できるものとした場合、300万円を準備するために必要な毎年の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問16 解答
1. 27万円
2. 29万円
3. 32万円
 
問17
秀一さんの生命保険の加入状況は下記<資料>のとおりである。仮に、仁美さんが平成26年5月に死亡した場合、秀一さんが加入している終身保険から受け取った死亡保険金に課される税金として、正しいものはどれか。
FP3級実技試験 平成26年5月問17 解答
1.所得税
2.相続税
3.贈与税
 
問18
秀一さんは、投資信託に興味をもっており、購入を検討している。投資信託に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.投資信託の投資元金については、1金融機関ごとに1人当たり合計1,000万円までであれば、預金保険制度により保護される。
2.投資信託の運用報告書には、運用実績や今後の運用方針が記載されている。
3.投資信託の目論見書(投資信託説明書)と運用報告書は、いずれも投資信託販売会社(証券会社や銀行など)によって作成される。
 
問19
秀一さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り上げて受給できることを知り、FPの大下さんに質問をした。老齢基礎年金の繰上げ受給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。
1.老齢基礎年金は、60歳以上65歳未満の間に繰り上げて受給することができる。
2.老齢基礎年金を繰り上げて受給した場合、年金額は減額され、減額された額が一生涯支給されることになる。
3.老齢基礎年金を繰り上げて受給した場合の年金額の減額率は、繰上げ月数1月当たり0.7%とされている。
 
問20
近所で暮らしている秀一さんの父の晴臣さん(67歳)は、最近体調を崩し、入院して治療を受けている。秀一さんは、晴臣さんの治療費が高額であった場合のことを考えて、健康保険の高額療養費制度についてFPの大下さんに質問をした。平成26年5月の健康保険適用分の自己負担額が27万円(総医療費90万円)であった場合、高額療養費制度により晴臣さんに払い戻される金額として、正しいものはどれか。なお、晴臣さんは、全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
FP3級実技試験 平成26年5月問20 解答
1. 116,000円
2. 183,570円
3. 189,870円
ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)
実技試験 解答
年度別過去問 2014年5月(平成26年5月)
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
問1
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.投資助言・代理業者の登録をしていないFPが、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて特定の有価証券の動向や投資判断について助言をした。
×  実際に変わりに投資するだけでなく、助言でも違反する。生命保険募集人との違いに注意。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、変額個人年金保険の一般的な仕組みについて顧客に説明をした。

〇  募集勧誘さえしなければ、一般的な説明や特定の商品に対する助言では違反しない。

3.弁護士資格を有していないFPが、法律事務に関する業務依頼に備えるために、弁護士と提携する顧問契約を締結した。
〇  FPは専門的な知識を有する者への橋渡しが目的である。
 

正解 1 

問2
下記は、伊丹さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問2 解答
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「196×(1+0.02)^3=208」

〇  変動率の有るものの計算=基準額×(1+変動率)^年数

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「540-406=134」

〇  収支=収入-支出

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「687+110=797」

×  金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)+今年度の収支=687×(1+1%)+110=803.87≒804
正解 3

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
問3
下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
FP3級実技試験 平成26年5月問3-1 解答
FP3級実技試験 平成26年5月問3-2 解答
1.(a)の「高値」の欄には、それぞれの銘柄の年初から当日までの取引で、最も高い株価が示されている
×  当日の最も高い株価が示される。これは資料の読取りではなく知っておかなければとれない問題。
2.(b)の「売買高」の欄には、それぞれの銘柄の当日に売買された金額が示されている
×  当日に売買が成立した数量のこと。これは資料の読取りではなく知っておかなければとれない問題。
3.(c)によると、この銘柄の前営業日の「終値」は198円であることが分かる。

〇 終値:206、前日比:△8とある。△は高(増加)を示すとその下の資料にある。
前日の終値+8=206⇒∴前日の終値=206-8=198円

 

正解 3

問4
下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア)
企業間の取引における商品の価格変動を表した指数で、日本銀行が公表している。
( イ)
家計が購入する商品やサービスの価格変動を表した指数で、総務省が公表している。
( ウ)
一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額のことで、内閣府が公表している。
1.空欄(ア)に入る用語は、「企業物価指数」である。

〇  (企業)間の取引における商品の価格(物価)変動を表した(指数)

2.空欄(イ)に入る用語は、「景気動向指数」である。

×  家計(消費者)が購入する商品やサービスの価格(物価)変動を表した(指数)

3.空欄(ウ)に入る用語は、「国内総生産(GDP)」である。

〇  (国内)で(生産)された財やサービスなどの付加価値の(総)額のこと

 

正解 2

問5
下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
FP3級実技試験 平成26年5月問5 解答
1.配当利回りは、「30円÷50円×100=60%」である
×  利回り=年間利益 / 投資額×100=年間配当 / 株価×100=30円 / 1500円×100=2%
2.株価純資産倍率(PBR)は、「1,000円÷1,500円≒0.67倍」である。

×  PBR=株価 / 純資産=1500円 / 1000円=1.5倍

3.株価収益率(PER)は、「1,500円÷50円=30倍」である。

〇 PER=株価 / 収益

 

正解 3

【第3問】下記の(問6)について解答しなさい。
問6
建築基準法に基づき、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、この土地に対する建築物の建築面積の最高限度(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問6 解答
1. 300㎡×60%=180㎡
2. 300㎡×(6m×4/10)=720㎡
3. 300㎡×300%=900㎡
建築面積なので建ぺい率を使う。
建ぺい率は、防耐緩和や角地緩和を考慮するが今回は無し
建築面積=面積×建ぺい率=300㎡×60%=180㎡
 

正解 1 

【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
問7
柴田裕司さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、裕司さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問7 解答
柴田裕司さんが、平成26年中に3大疾病の一つである脳卒中で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計( ア)である。
終身保険・定期保険:死亡した時に支払われる。
三大疾病:がん・脳卒中・心筋梗塞になったとき、もしくはならずに死亡したときに支払われる。
終身保険:300万円+定期保険:1000万円+三大疾病:400万円=1700万円
1. 1,700万円
2. 1,300万円
3. 400万円
 

正解 1 

問8
露木武志さんが加入している医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、武志さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問8 解答
露木武志さんは、平成26年中にガン(悪性新生物)と診断され、その後20日間入院し、その間に給付倍率20倍の手術(1回)を受け、退院後10日間通院した。この場合、支払われる給付金は、( ア)である。
入院給付金:5000円×20日+手術給付金:5000円×20倍=10万円+10万円=20万円
1.入院給付金10万円、手術給付金10万円、通院給付金5万円の合計25万円
2.入院給付金15万円、手術給付金10万円の合計25万円
3.入院給付金10万円、手術給付金10万円の合計20万円
 

正解 3

問9
自動車損害賠償責任保険(以下「自賠責保険」という)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.自賠責保険は、自動車損害賠償保障法によって加入が義務付けられた自動車保険であり、原動機付自転車も加入の対象とされている。

〇  

2.自賠責保険では、自動車による死亡事故の場合の支払限度額は、事故1回に対し、6,000万円である。

×  3000万円。死亡3000万円・障害4000万円・ケガ120万円

3.自賠責保険では、自動車の修理代などの物損は保険金の支払い対象とならない

〇  

 

正解 2

問10
浅田直樹さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は浅田直樹さんである)のうち、保険金の支払い対象となるケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととする
FP3級実技試験 平成26年5月問10 解答
1.レストランで食べた料理が原因で細菌性食中毒にかかり、入院した。

×  細菌性食中毒は支払い対象外。なお旅行保険では細菌性食中毒も支払い対象であることに注意。

2.バレーボールをして遊んでいたところ誤って手首を骨折し、通院した。

〇 日常における偶発的なケガのときは、支払われる

3.地震が原因で落ちてきた柱時計で頭にケガをして、通院した。

×  地震を原因とするケガは対象外

 

正解 2

【第5問】下記の(問11)、(問12)について解答しなさい。
問11
北村佳奈子さんは、下記の内容の生命保険に加入している。佳奈子さんの平成25年分の所得税の計算における生命保険料控除額として、正しいものはどれか。なお、下記以外に加入している生命保険等はないものとし、特約は付加されていないものとする。

FP3級実技試験 平成26年5月問11 解答
FP3級実技試験 平成26年5月問11-2 解答
平成24年1月1日以降に契約するか、平成24年1月1日以前に契約したものを更新すると、平成24年1月1日以降に締結した保険契約等に係る控除額になる。しかし今回は契約日は平成22年8月1日であり、それ以降に更新をしたわけでもないため、平成24年以前に締結した保険契約等に係る控除額で計算する。
75,000×1/4+25,000円=43,750円

1. 38,750円
2. 43,750円
3. 50,000円
 

正解 2

問12
会社員の村瀬和夫さんは、平成26年12月に勤務先を定年退職する予定である。村瀬さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、村瀬さんの退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、村瀬さんは役員ではなく、退職は障害者になったことに基因するものではないものとする。
[村瀬さんの退職に係るデータ]
・支給される退職一時金:3,000万円
・勤続年数:38年
FP3級実技試験 平成26年5月問12 解答
退職所得控除=800万円+70万円×(38-20)=2060万円
退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2=(3,000-2,060)×1/2=470万円
(一時所得と違い、所得を求める時点で1/2する点に注意)
1.(3,000万円-2,060万円)×1/2=470万円
2. 3,000万円-2,060万円=940万円
3. 3,000万円-2,060万円×1/2=1,970万円
 

正解 1 

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
問13
平成26年5月2日に相続が開始された鶴見正太郎さん(被相続人)の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。

FP3級実技試験 平成26年5月問13 解答
相続の放棄をすると相続はなかったものとみなされる。また相続放棄は代襲しないため孫ももらえない。
FP3級実技試験 平成26年5月問13-2 解答
という風に考える。すなわち相続人は妻・長男・長女である。

1.相続人は、妻、長男、長女である。
2.相続人は、妻、長男、長女、孫である。
3.相続人は、妻、長男、長女、二男、孫である。
 

正解 1 

問14
井上真司さんは、平成25年5月に父から乗用車購入資金として現金150万円、同年9月に叔母から現金100万円の贈与を受けた。井上さんの平成25年分の贈与税額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、平成25年中において、井上さんはこれ以外には贈与を受けていないものとする。また、井上さんは相続時精算課税制度を選択していないものとする。
FP3級実技試験 平成26年5月問14 解答
贈与は受贈者ごとに考えるため、井上真司さんの受贈額はいくらかと考える。これに基礎控除を考慮して
贈与所=受贈額-基礎控除110万円=(150+100)-110=140万円
速算表より贈与税額=140×10%=14万円
1.いずれも親族間の贈与であるため非課税であり、贈与税額は「0円」となる。
2.叔母からの贈与は基礎控除額以下であるため贈与税はかからず、贈与税額は「(150万円-110万円)×10%=4万円」となる。
3.贈与を受けた年分の合計額が贈与税の課税対象となるため、贈与税額は「{(150万円+100万円)-110万円}×10%=14万円」となる。
 

正解 3

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
南田秀一さんは、株式会社MTに勤める会社員である。秀一さんは40歳を過ぎたこともあり、今後の生活設計についてFPで税理士でもある大下さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成26年4月1日現在のものである。

FP3級実技試験 平成26年5月問15 解答

[負債]
住宅ローン(自宅マンション):1,500万円(債務者は秀一さん、団体信用生命保険付き)
自動車ローン(自家用) : 80万円(債務者は秀一さん)
[その他]

上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

問15
FPの大下さんは、南田家のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答することとし、<設例>に記載のないデータについては一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問15-2 解答
資産=普通預金300万円+定期預金500万円+財形年金200万円+個人向け国債50万円+生命保険140万円+不動産2200万円+その他動産等250万円=3640万円
負債=住宅ローン1500万円+自動車ローン80万円=1580万円
純資産=資産-負債=3640万円-1580万円=2060万円
1. 2,060(万円)
2. 2,140(万円)
3. 3,640(万円)
 

正解 1 

問16
秀一さんと仁美さんは、今後10年間積立貯蓄をして、長女の彩さんの教育資金として300万円を準備したいと考えている。積立期間中に年利1%で複利運用できるものとした場合、300万円を準備するために必要な毎年の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
FP3級実技試験 平成26年5月問16 解答
係数の覚え方 表
将来300万円を用意するときに、現在いくらずつ積立をすればいいかなので、減債基金係数
300万円×0.09558=28.674≒29万円
(試験中の確認:300万円÷10年=30万円で全く運用せずとも30万円積み立てていけばよく、これを複利運用するため30万円より少ない額となり、29万円は妥当である。)
1. 27万円
2. 29万円
3. 32万円
 

正解 2

問17
秀一さんの生命保険の加入状況は下記<資料>のとおりである。仮に、仁美さんが平成26年5月に死亡した場合、秀一さんが加入している終身保険から受け取った死亡保険金に課される税金として、正しいものはどれか。
FP3級実技試験 平成26年5月問17 解答
仁美さんが死亡したときには仁美さんを被保険者とする保険が支払われるため、この場合は終身保険から支払われる。
死亡保険 税金
終身保険は、契約者と保険金受取人が同じであるため上記表より所得税の対象である。
1.所得税
2.相続税
3.贈与税
 

正解 1

問18
秀一さんは、投資信託に興味をもっており、購入を検討している。投資信託に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.投資信託の投資元金については、1金融機関ごとに1人当たり合計1,000万円までであれば、預金保険制度により保護される。

×  預金保険制度ではなく、投資者保護基金により保護される

2.投資信託の運用報告書には、運用実績や今後の運用方針が記載されている。

〇  

3.投資信託の目論見書(投資信託説明書)と運用報告書は、いずれも投資信託販売会社(証券会社や銀行など)によって作成される。

×  委託者(証券会社)によって作成される。

 投資信託
正解 2

問19
秀一さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り上げて受給できることを知り、FPの大下さんに質問をした。老齢基礎年金の繰上げ受給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。
1.老齢基礎年金は、60歳以上65歳未満の間に繰り上げて受給することができる。

〇  

2.老齢基礎年金を繰り上げて受給した場合、年金額は減額され、減額された額が一生涯支給されることになる。

〇  

3.老齢基礎年金を繰り上げて受給した場合の年金額の減額率は、繰上げ月数1月当たり0.7%とされている。

×  0.5%。繰下げ受給の増額率が0.7%。

 

正解 3

問20
近所で暮らしている秀一さんの父の晴臣さん(67歳)は、最近体調を崩し、入院して治療を受けている。秀一さんは、晴臣さんの治療費が高額であった場合のことを考えて、健康保険の高額療養費制度についてFPの大下さんに質問をした。平成26年5月の健康保険適用分の自己負担額が27万円(総医療費90万円)であった場合、高額療養費制度により晴臣さんに払い戻される金額として、正しいものはどれか。なお、晴臣さんは、全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
FP3級実技試験 平成26年5月問20 解答
自己負担限度額=80,100円+(90万円-267,000)×1%=86,430円
払戻額=自己負担額-自己負担限度額=27万円-86,430円=183,570円
FP3級実技試験 平成26年5月問20-2 解答
1. 116,000円
2. 183,570円

3. 189,870円

 

正解 2

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