平成24年1月

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 問題
年度別過去問 2012年1月(平成24年1月)

平成24年1月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成24年1月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の次の行為のうち、最も不適切なものはどれか。
1.税理士資格を有していないFPが、無料相談会において、相談者の個別具体的な納税額計算などの税務相談を行った。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、変額個人年金保険の一般的な仕組みについて顧客に説明した。
3.投資助言・代理業の登録をしていないFPが、特定の上場会社が公表した業績予想を顧客に提示した。

平成24年1月問2 下記は、山田さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果については万円未満を四捨五入することとする。
平成24年1月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:690×(1+0.01)3=711
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:(788-597)×(1+0.01)=193
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:726×(1+0.01)+80=813

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
平成24年1月問3 下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
( ア )
資金が必要な国や企業が自ら債券等を発行して、投資家から資金を調達する仕組みのこと。
( イ )
一般消費者が購入する商品やサービス価格の動向を調査した指数で、総務省が発表している。
( ウ )
景気の現状把握および将来予測に資するために作成された指標で、内閣府が発表しており、「先行指数」、「一致指数」、「遅行指数」の3つの指数がある。
1.空欄(ア)に入る用語は、「間接金融」である。
2.空欄(イ)に入る用語は、「企業物価指数」である。
3.空欄(ウ)に入る用語は、「景気動向指数」である。

平成24年1月問4 下記は、投資信託の用語についてまとめた表である。下表の投資信託の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア )
ファンドの基本的な概要や投資方針などが記載されている書面のことで、投資信託委託会社が作成する。投資信託を募集・販売する際には、投資家に必ず交付しなければならない。
( イ )
投資信託の時価のこと。純資産総額を受益権総口数で割ったもので、投資信託委託会社が算出する。通常は1万口当たりで示される。
( ウ ) 投資信託の運用や管理の対価として、信託財産から日々差し引かれる費用のこと。
1.空欄(ア)に入る用語は、「交付目論見書」である。
2.空欄(イ)に入る用語は、「基準価額」である。
3.空欄(ウ)に入る用語は、「信託財産留保額」である。

平成24年1月問5 日本と米国の家計の資産構成に関する下記<資料>の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、問題作成の都合上、一部( ※ )としてある。
平成24年1月実技問5
1.(ア)現金・預金  (イ)株式・出資金
2.(ア)株式・出資金 (イ)現金・預金
3.(ア)債券     (イ)現金・預金

【第3問】下記の(問6)、(問7)について解答しなさい。
平成24年1月問6 建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、建築可能な建築物の延べ面積(床面積の合計)に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問6
建築物の延べ面積(床面積の合計)を算出するに当たっては、( ア )を用いる。本問では、前面道路幅(4m)に法定乗数4/10を乗じた数値(160%)と( イ )の数値を( ア )とする。
1.(ア)建ぺい率 (イ)指定建ぺい率60%のうち、いずれか小さい方
2.(ア)容積率  (イ)指定容積率200%のうち、いずれか大きい方
3.(ア)容積率  (イ)指定容積率200%のうち、いずれか小さい方

平成24年1月問7 下記<資料>に基づき、居住用の土地(購入してから売却するまで居住の用に供していた)を譲渡した場合の譲渡所得に係る所得税額として、正しいものはどれか。なお、この譲渡は国や地方公共団体等へのものではなく、収用交換によるものでもない。また、<資料>に記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問7
1. 120万円
2.  60万円
3.  40万円

【第4問】下記の(問8)~(問11)について解答しなさい。
平成24年1月問8
 唐沢翔太さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)
にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、翔太
さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成24年1月実技問8

唐沢翔太さんが平成24年中に、脳卒中で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、一時金合計( ア )である。また、年金年額200万円が5年間支払われる。
1. 2,100万円
2. 2,300万円
3. 2,400万円

平成24年1月問9 多川健一さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、健一さんはこれまでに<資料>の保険から給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成24年1月実技問9
多川健一さんが平成24年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後100日間入院し給付倍率20倍の手術(1回)を受けた場合、支払われる給付金の合計額は( ア )である。
1. 200万円
2. 220万円
3. 250万円

平成24年1月問10 下記の(ア)~(ウ)のイメージ図は、定期保険、終身保険、養老保険のいずれかを表したものである。下記のイメージ図に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成24年1月実技問10
1.(ア)は「養老保険」に関するイメージ図である。
2.(イ)は「終身保険」に関するイメージ図である。
3.(ウ)は「定期保険」に関するイメージ図である。

平成24年1月問11 山岸拓也さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は山岸拓也さんである)のうち、保険金の支払い対象となるケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問11
1.レストランで食べた料理が原因で、細菌性食中毒を起こして入院した。
2.地震により落ちてきた花瓶で頭にケガをして通院した。
3.休日に行ったバレーボールの試合中にボールが中指に当たり、骨折して通院した。

【第5問】下記の(問12)について解答しなさい。
平成24年1月問12 吉田恵子さんは、平成23年12月に養老保険の満期保険金を受け取った。この養老保険の内容が下記<資料>のとおりである場合、次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる金額(計算式含む)の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、平成23年中には、この満期保険金のほかに一時所得に該当する所得はないものとする。また、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問12
吉田恵子さんの平成23年分の所得税の計算上、一時所得の金額は( ア )、総所得金額に算入されるべき金額は( イ )である。
1.
(ア)500万円-300万円=200万円
(イ)200万円-50万円=150万円
2.
(ア)(500万円-300万円)-50万円=150万円
(イ)150万円×1/2=75万円
3.
(ア)(500万円-300万円)×1/2=100万円
(イ)100万円-50万円=50万円

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
平成24年1月問13 平成23年12月20日に相続が開始された西山幸一さん(被相続人)の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問13
1.みどり 2/3  隆二 1/6  健三 1/6
2.みどり 3/4  隆二 1/8  健三 1/8
3.みどり 1    隆二 0    健三 0

平成24年1月問14 下記<資料>の宅地(貸宅地)について、路線価方式による相続税評価額として、正しいものはどれか。なお、奥行価格補正率は1.0である。また、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問14
1.  36,000千円
2.  84,000千円
3. 120,000千円

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
尾形宗一郎さんは、株式会社LSに勤める会社員である。宗一郎さんは、定年退職(60歳)を3年後に控え、今後の生活設計等について考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある伊達さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成24年1月1日現在のものである。
<家族構成(同居親族)>
平成24年1月実技問15-1
<保有財産(時価)>
平成24年1月実技問15-2
<負債残高>
住宅ローン(自宅):700万円(債務者は宗一郎さん、団体信用生命保険付き)
自動車ローン   : 80万円(債務者は宗一郎さん)
<定年退職時>
退職一時金として、勤務先より2,400万円が支給される予定。
<その他>
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成24年1月問15 FPの伊達さんは、尾形家のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問17
1. 6,100(万円)
2. 6,880(万円)
3. 7,660(万円)

平成24年1月問16 宗一郎さんは地震への備えのひとつとして、地震保険に加入している。地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.地震保険の基本料率は、建物の構造と所在地によって決まる。
2.地震保険は、住宅総合保険などの火災保険契約(主契約)の有無にかかわらず、単独で契約することができる。
3.所得税と住民税の地震保険料控除の控除限度額は、所得税については10万円、住民税については5万円である。

平成24年1月問17 宗一郎さんには、定年退職時に退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合の退職所得の金額を求める計算式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、宗一郎さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<参考:退職所得控除額の求め方>
勤続年数  :退職所得控除額
20年以下 :勤続年数×40万円(最低80万円)
20年超    :800万円+70万円×(勤続年数-20年)
1. 2,400万円-2,060万円
2. 2,400万円-(2,060万円×1/2)
3. (2,400万円-2,060万円)×1/2

平成24年1月問18 宗一郎さんは、退職金の一部を老後の生活資金に充てようと思っている。仮に、1,200万円を年利1%で複利運用しながら20年間で均等に取り崩すこととした場合、毎年の生活資金に充てることができる金額として、最も適切なものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算することとし、解答に当たっては、万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問18
1. 49万円
2. 54万円
3. 66万円

平成24年1月問19 宗一郎さんは、会社の定期健康診断で胃腸の異常を指摘され、平成23年10月に3週間ほど入院して治療を受けた。その際の病院への支払いが高額であったため、宗一郎さんは健康保険の高額療養費制度によって払戻しを受けたいと考え、FPの伊達さんに相談をした。平成23年10月の健康保険適用分の自己負担額が24万円(総医療費80万円)であった場合、高額療養費制度により払戻しを受けることができる金額として、正しいものはどれか。なお、宗一郎さんは全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
平成24年1月実技問19
1. 154,570円
2.  87,000円
3.  85,430円

平成24年1月問20 宗一郎さんは、60歳で勤務先を退職した後も、任意継続被保険者として健康保険の被保険者の資格を継続したいと考えている。全国健康保険協会管掌健康保険の任意継続被保険者に関する次の記述の下線部(ア)~(ウ)のうち、最も適切なものはどれか。
平成24年1月実技問20
1.下線部(ア)
2.下線部(イ)
3.下線部(ウ)

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 解答
年度別過去問 2012年1月(平成24年1月)

平成24年1月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成24年1月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の次の行為のうち、最も不適切なものはどれか。
1.税理士資格を有していないFPが、無料相談会において、相談者の個別具体的な納税額計算などの税務相談を行った。

× 個別具体的な行為は違反する。

2.生命保険募集人の登録をしていないFPが、変額個人年金保険の一般的な仕組みについて顧客に説明した。

× 一般的な説明は違反しない。

3.投資助言・代理業の登録をしていないFPが、特定の上場会社が公表した業績予想を顧客に提示した。

× 少し紛らわしい問題であるが、公表されているデータを見せただけなので違反しない。しかしもしもこの後にこの上場会社の株式についてなどを助言などをすると違反することになる。

正解 1

平成24年1月問2 下記は、山田さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果については万円未満を四捨五入することとする。
平成24年1月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:690×(1+0.01)^3=711

◯ 変動率のあるものの求め方:基準値×(1+変動率)^年数

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:(788-597)×(1+0.01)=193

× 年間収支=その年の収入-支出=788597=191

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:726×(1+0.01)+80=813

◯ 金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)+その年の年間収支

正解 2

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
平成24年1月問3 下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
( ア )
資金が必要な国や企業が自ら債券等を発行して、投資家から資金を調達する仕組みのこと。
( イ )
一般消費者が購入する商品やサービス価格の動向を調査した指数で、総務省が発表している。
( ウ )
景気現状把握および将来予測に資するために作成された指標で、内閣府が発表しており、「先行指数」、「一致指数」、「遅行指数」の3つの指数がある。
1.空欄(ア)に入る用語は、「間接金融」である。

× 直接金融の説明である。間接金融とは銀行などの金融機関から借り入れする事(企業と預金者は金融機関が間に入る事により間接的に貸している)

2.空欄(イ)に入る用語は、「企業物価指数」である。

× 消費者物価指数の説明

3.空欄(ウ)に入る用語は、「景気動向指数」である。

正解 3

平成24年1月問4 下記は、投資信託の用語についてまとめた表である。下表の投資信託の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
( ア )
ファンドの基本的な概要や投資方針などが記載されている書面のことで、投資信託委託会社が作成する。投資信託を募集・販売する際には、投資家に必ず交付しなければならない。
( イ )
投資信託の時価のこと。純資産総額を受益権総口数で割ったもので、投資信託委託会社が算出する。通常は1万口当たりで示される。
( ウ ) 投資信託の運用や管理の対価として、信託財産から日々差し引かれる費用のこと。
1.空欄(ア)に入る用語は、「交付目論見書」である。

2.空欄(イ)に入る用語は、「基準価額」である。

3.空欄(ウ)に入る用語は、「信託財産留保額」である。

× 信託報酬の説明である。信託財産留保額は、投資信託の追加設定(追加購入)や途中解約の際に発生する料金。

正解 3

平成24年1月問5 日本と米国の家計の資産構成に関する下記<資料>の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、問題作成の都合上、一部( ※ )としてある。
平成24年1月実技問5
1.(ア)現金・預金  (イ)株式・出資金
2.(ア)株式・出資金 (イ)現金・預金
3.(ア)債券     (イ)現金・預金

アを現金・預金と判断する(一般常識に近い問題)。

正解 1

【第3問】下記の(問6)、(問7)について解答しなさい。
平成24年1月問6 建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、建築可能な建築物の延べ面積(床面積の合計)に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問6
建築物の延べ面積(床面積の合計)を算出するに当たっては、( ア )を用いる。本問では、前面道路幅(4m)に法定乗数4/10を乗じた数値(160%)と( イ )の数値を( ア )とする。
1.(ア)建ぺい率 (イ)指定建ぺい率60%のうち、いずれか小さい方
2.(ア)容積率  (イ)指定容積率200%のうち、いずれか大きい方
3.(ア)容積率  (イ)指定容積率200%のうち、いずれか小さい方

ア:延べ床面積を求めるということから容積率である事がわかる。
イ:幅員による制限なので、小さい方である。

正解 3

平成24年1月問7 下記<資料>に基づき、居住用の土地(購入してから売却するまで居住の用に供していた)を譲渡した場合の譲渡所得に係る所得税額として、正しいものはどれか。なお、この譲渡は国や地方公共団体等へのものではなく、収用交換によるものでもない。また、<資料>に記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問7
1. 120万円
2.  60万円
3.  40万円

所有期間は売却年の1月1日が所有期間とされるのに注意する事。
平成14年8月20日〜平成15年1月1日:端数
平成15年1月2日〜平成16年1月1日:1年間
平成16年1月2日〜平成16年1月1日:2年間



平成22年1月2日〜平成23年1月1日:8年間
8年と端数なので長期譲渡所得に該当する。
400万円×15%=60万円

正解 2

【第4問】下記の(問8)~(問11)について解答しなさい。
平成24年1月問8
 唐沢翔太さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)
にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、翔太
さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成24年1月実技問8

唐沢翔太さんが平成24年中に、脳卒中で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、一時金合計( ア )である。また、年金年額200万円が5年間支払われる。
1. 2,100万円
2. 2,300万円
3. 2,400万円

500万円(終身保険)+1500万円(定期保険)+300万円(特定疾病)=2300万円
⇒特定疾病は、生存中に特定疾病になったときか生存中に特定疾病にならずに死亡したときに受け取ることが可能

正解 2

平成24年1月問9 多川健一さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、健一さんはこれまでに<資料>の保険から給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成24年1月実技問9
多川健一さんが平成24年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後100日間入院給付倍率20倍の手術(1回)を受けた場合、支払われる給付金の合計額は( ア )である。
1. 200万円
2. 220万円
3. 250万円

100万円(ガン診断給付金)+1万円×100日(入院給付金)+1万円×20倍(手術給付金)=196万円

正解 2

平成24年1月問10 下記の(ア)~(ウ)のイメージ図は、定期保険、終身保険、養老保険のいずれかを表したものである。下記のイメージ図に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成24年1月実技問10
1.(ア)は「養老保険」に関するイメージ図である。
2.(イ)は「終身保険」に関するイメージ図である。
3.(ウ)は「定期保険」に関するイメージ図である。

アとイはどちらも貯蓄型の保険であるが、アは払込み満了期間が無くイは有ることから、アが終身保険・イが養老保険である事がわかる。ウは正しい。

正解 3

平成24年1月問11 山岸拓也さんが契約している普通傷害保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。次の1~3のケース(該当者は山岸拓也さんである)のうち、保険金の支払い対象となるケースはどれか。なお、1~3のケースはいずれも保険期間中に発生したものである。また、<資料>に記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問11
1.レストランで食べた料理が原因で、細菌性食中毒を起こして入院した。

× 普通傷害では細菌性食中毒によるものは保障外である。なお旅行傷害では対象に入っているので注意する事

2.地震により落ちてきた花瓶で頭にケガをして通院した。

× 地震を原因とするケガは保障外である。海外旅行傷害では地震によるものも対象に入っている事に注意する事

3.休日に行ったバレーボールの試合中にボールが中指に当たり、骨折して通院した。

正解 3

【第5問】下記の(問12)について解答しなさい。
平成24年1月問12 吉田恵子さんは、平成23年12月に養老保険の満期保険金を受け取った。この養老保険の内容が下記<資料>のとおりである場合、次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる金額(計算式含む)の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、平成23年中には、この満期保険金のほかに一時所得に該当する所得はないものとする。また、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問12
吉田恵子さんの平成23年分の所得税の計算上、一時所得の金額は( ア )、総所得金額に算入されるべき金額は( イ )である。
1.
(ア)500万円-300万円=200万円
(イ)200万円-50万円=150万円
2.
(ア)(500万円-300万円)-50万円=150万円
(イ)150万円×1/2=75万円
3.
(ア)(500万円-300万円)×1/2=100万円
(イ)100万円-50万円=50万円
一時所得:収入−経費−特別控除50万円
ア:(500万円-300万円)-50万円=150万円
一時所得が総所得に加算されるときは、一時所得を1/2にするため
イ:150万円×1/2=75万円
※退職所得は所得の計算の段階で1/2にすることとの混同に注意する事
正解 2

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
平成24年1月問13 平成23年12月20日に相続が開始された西山幸一さん(被相続人)の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問13
1.みどり 2/3  隆二 1/6  健三 1/6
2.みどり 3/4  隆二 1/8  健三 1/8
3.みどり 1    隆二 0    健三 0

相続は配偶者は常に相続人になり、第1順位:子・第2順位:直系尊属・第3順位:兄弟姉妹は順位があり順位の最も高い者が相続する。
子はおらず、直系尊属もすでに死亡している事から配偶者と兄弟姉妹が相続する。
配偶者と兄弟姉妹3/4と1/4で相続する。
また兄弟姉妹は2人いるため均等に分割する。
配偶者:3/4
弟(2人とも):1/4×1/2=1/8

正解 2

平成24年1月問14 下記<資料>の宅地(貸宅地)について、路線価方式による相続税評価額として、正しいものはどれか。なお、奥行価格補正率は1.0である。また、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問14
1.  36,000千円
2.  84,000千円
3. 120,000千円

貸宅地の評価=自用地評価額×借地権割合
自用地評価額=路線価×奥行補正率×借地権割合
200千円×1.0×600㎡×70%=84,000千円

正解 1

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
尾形宗一郎さんは、株式会社LSに勤める会社員である。宗一郎さんは、定年退職(60歳)を3年後に控え、今後の生活設計等について考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある伊達さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成24年1月1日現在のものである。
<家族構成(同居親族)>
平成24年1月実技問15-1
<保有財産(時価)> 
平成24年1月実技問15-2
<負債残高>
住宅ローン(自宅):700万円(債務者は宗一郎さん、団体信用生命保険付き)
自動車ローン   : 80万円(債務者は宗一郎さん)
<定年退職時>
退職一時金として、勤務先より2,400万円が支給される予定。
<その他>
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成24年1月問15 FPの伊達さんは、尾形家のバランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問17
1. 6,100(万円)
2. 6,880(万円)
3. 7,660(万円)

①表に×××にそれぞれの金額を代入する。
②バランスシートは資産=負債+純資産となるので
⇒純資産=資産-負債
∴純資産=普通預金(600)+定期預金(2000)+上場株式(420)+生命保険金(320)+土地(2500)+
建物(800)+その他動産(240)ー住宅ローン(700)ー自動車ローン(80)=6100万円

正解 1

平成24年1月問16 宗一郎さんは地震への備えのひとつとして、地震保険に加入している。地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.地震保険の基本料率は、建物の構造と所在地によって決まる。

2.地震保険は、住宅総合保険などの火災保険契約(主契約)の有無にかかわらず単独で契約することができる。
× 地震保険は火災保険と共にしか入る事はできない。
3.所得税と住民税の地震保険料控除の控除限度額は、所得税については10万円、住民税については5万円である。
× 所得税で5万円、住民税で2.5万円
正解 1

平成24年1月問17 宗一郎さんには、定年退職時に退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合の退職所得の金額を求める計算式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、宗一郎さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
<参考:退職所得控除額の求め方>
勤続年数  :退職所得控除額
20年以下 :勤続年数×40万円(最低80万円)
20年超    :800万円+70万円×(勤続年数-20年)
1. 2,400万円-2,060万円
2. 2,400万円-(2,060万円×1/2)
3. (2,400万円-2,060万円)×1/2

退職所得:(退職収入−退職所得控除)×1/2

正解 3

平成24年1月問18 宗一郎さんは、退職金の一部を老後の生活資金に充てようと思っている。仮に、1,200万円を年利1%で複利運用しながら20年間均等に取り崩すこととした場合、毎年の生活資金に充てることができる金額として、最も適切なものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算することとし、解答に当たっては、万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
平成24年1月実技問18
1. 49万円
2. 54万円
3. 66万円

元本を取崩すときに、毎年受け取れる金額を求めたいのだから⇒資本回収係数
1200万円×0.0554≒66万円

正解 3

平成24年1月問19 宗一郎さんは、会社の定期健康診断で胃腸の異常を指摘され、平成23年10月に3週間ほど入院して治療を受けた。その際の病院への支払いが高額であったため、宗一郎さんは健康保険の高額療養費制度によって払戻しを受けたいと考え、FPの伊達さんに相談をした。平成23年10月の健康保険適用分の自己負担額が24万円(総医療費80万円)であった場合、高額療養費制度により払戻しを受けることができる金額として、正しいものはどれか。なお、宗一郎さんは全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者で、所得区分は「一般」である。
平成24年1月実技問19
1. 154,570円
2.  87,000円
3.  85,430円

80,100円+(80万円−267,000円)×1%=85,430円
すでに24万円支払っているので
24万円−85,430円=154,570円

正解 1

平成24年1月問20 宗一郎さんは、60歳で勤務先を退職した後も、任意継続被保険者として健康保険の被保険者の資格を継続したいと考えている。全国健康保険協会管掌健康保険の任意継続被保険者に関する次の記述の下線部(ア)~(ウ)のうち、最も適切なものはどれか。
平成24年1月実技問20
1.下線部(ア)

× 2ヶ月

2.下線部(イ)

× 2年間

3.下線部(ウ)

◯ 会社は退職しているので労使折半ではなく、全額自己負担になる。

正解 3

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