平成23年9月

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 問題
年度別過去問 2011年9月(平成23年9月)

平成23年9月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成23年9月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行ううえでは、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が押さえておくべき関連業法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.税理士資格を有していないFPでも、顧客の税務書類を作成することができる。
2.生命保険募集人の登録をしていないFPでも、生命保険商品を組み入れたライフプランの提案を行うことができる。
3.投資助言・代理業の登録をしていないFPでも、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて、特定の有価証券の動向や投資判断について助言をすることができる。

平成23年9月問2 下記は、会社員の辻さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。
平成23年9月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「276×(1+0.01)2=282」
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「788-712=76」
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「496+40=536」

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
平成23年9月問3 下記<資料>の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.「日経平均」:「日経平均株価」の略称。日経225ともいわれ、東京証券取引所第一部に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄を用いて算出された株価指数である。
2.「売買高」:出来高ともいわれ、例えば、2,000株の売り注文に対して、2,000株の買い注文で取引が成立した場合、売買高(出来高)は4,000株となる。
3.「時価総額」:上場企業の価値を表す指標の一つであり、発行済み株式数にその時点の株価(時価)を乗じて算出される。

平成23年9月問4 投資信託に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.投資信託の分配金は、運用成果にかかわらず、運用会社から常に一定の金額が支払われる。
2.株式の組入比率が20%の投資信託は、株式投資信託ではなく、公社債投資信託に分類される。
3.投資信託のうち、いつでも購入できるタイプのものを「追加型(オープン型)」、募集期間中にしか購入できないタイプのものを「単位型(ユニット型)」という。

平成23年9月問5 下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成23年9月実技問5
1.配当利回りは、「15円÷300円×100=5(%)」である。
2.株価収益率(PER)は、「600円÷25円=24(倍)」である。
3.株価純資産倍率(PBR)は、「600円÷300円=2(倍)」である。

【第3問】下記の(問6)、(問7)について解答しなさい。
平成23年9月問6 下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問6
1.この土地は建築基準法上の道路に2m以上接しているため、同法の接道義務を満たしている。
2.この土地に対する建築物の最大建築面積は100m2である。
3.この土地に対する建築物の最大延べ面積は、指定容積率150%と前面道路の幅員(4m)に4/10を乗じた160%の、いずれか大きい数値を敷地面積に乗じて求める。

平成23年9月問7 公的な土地評価に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
平成23年9月実技問7
1.(ア)1月1日    (イ)相続税路線価   (ウ)3年に1度
2.(ア)4月1日    (イ)相続税路線価   (ウ)5年に1度
3.(ア)1月1日    (イ)実勢価格     (ウ)5年に1度

【第4問】下記の(問8)~(問10)について解答しなさい。
平成23年9月問8 三上幸雄さんが契約者および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、幸雄さんはこれまでに下記<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年9月実技問8
生活保障特約の年金種類 5年確定年金三上幸雄さんが、平成23年中に、急性心筋梗塞(特定疾病に該当する)により急死した場合に支払われる死亡保険金は、一時金合計( ア )である。また、生活保障特約から年金年額200万円が5年間支払われる。
1. 1,800万円
2. 2,000万円
3. 2,200万円

平成23年9月問9 小山貴博さんが契約者および被保険者として加入している医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、小山さんはこれまでに下記<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年9月実技問9
小山さんが、平成23年中に、交通事故により負傷し、その後、病院で給付倍率10倍の手術(1回)を受けて、通算20日間入院した場合、支払われる給付金の合計は、( ア )である。
1.  5万円
2. 10万円
3. 15万円

平成23年9月問10 下記は、個人年金保険の年金種類とその特徴についてまとめた表である。下表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
( ア )
契約時に定めた年金受取期間中、被保険者が生存している場合に限り、年金が支払われる。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、その後の年金の支払いはない。
( イ )
被保険者の生死に関係なく契約時に定めた一定期間、年金が支払われる。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、残りの期間に対応する年金または一時金が被保険者の遺族に支払われる。
( ウ )
被保険者が生存している限り、一生涯年金が支払われる。年金受取開始後、被保険者が死亡した場合、その後の年金の支払いはない。
1.空欄(ア)に入る語句は、「確定年金」である。
2.空欄(イ)に入る語句は、「有期年金」である。
3.空欄(ウ)に入る語句は、「終身年金」である。

【第5問】下記の(問11)について解答しなさい。
平成23年9月問11 大嶋雄治さんは平成23年1月に新築のマンションを取得し、新たに不動産賃貸業を開始した。このマンションの建物部分に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、大嶋さんの平成23年分の不動産所得の金額の計算上、必要経費に算入される建物の減価償却費の金額として、正しいものはどれか。
平成23年9月実技問11
1.   594,000円(=30,000,000円×0.9×0.022×12ヵ月/12ヵ月)
2.   660,000円(=30,000,000円×0.022×12ヵ月/12ヵ月)
3. 1,590,000円(=30,000,000円×0.053×12ヵ月/12ヵ月)

【第6問】下記の(問12)~(問14)について解答しなさい。
平成23年9月問12 下記の<親族関係図>において、平成23年9月11日に浅元健さんが死亡した場合の民法上の相続人に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問12
1.裕子さん、陽介さんは相続人となるが、直子さん、希美さんは相続人とならない。
2.裕子さん、陽介さん、希美さんは相続人となるが、直子さんは相続人とならない。
3.裕子さん、陽介さん、直子さん、希美さんの全員が相続人となる。

平成23年9月問13 中井隆さんの父の義雄さんは、平成23年7月24日に入院中の病院で死亡し、隆さんは同日、義雄さんの死亡を知った。中井隆さんに相続税の申告義務がある場合、被相続人である中井義雄さんの相続に係る相続税の申告期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.相続開始があったことを知った日から3ヵ月以内とされている。
2.相続開始があったことを知った日の翌日から4ヵ月以内とされている。
3.相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内とされている。

平成23年9月問14 下記は、遺言の方式とその特徴についてまとめた表である。下表の空欄(ア)~(ウ)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
平成23年9月実技問14
1.(ア):遺言者が全文、日付、氏名を自書し、押印するが、「平成23年9月大安吉日」と日付を記載した場合、遺言書は無効となる。
2.(イ):公正証書遺言は法律に精通した公証人が作成することから、証人の立会いは不要とされている。
3.(ウ):相続発生後、家庭裁判所の検認が必要とされている。

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
栗原遼次さんは、株式会社STに勤務する会社員である。平成23年4月に待望の第一子が生まれたこともあり、今後の生活設計について真剣に考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある笹垣さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成23年9月1日現在のものであ平成23年9月実技問15-1
る。
<家族構成>
<保有資産(時価)>
平成23年9月実技問15-2
<負債残高>
なし
<マイホーム>
遼次さんは、定期預金800万円のうち500万円を頭金とし、民間金融機関で2,300万円の
住宅ローンを組んで、2,800万円のマンションを購入したいと考えている。
<その他>
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成23年9月問15 FPの笹垣さんは、栗原家の(マンション購入後の)バランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問15-3
1. 1,340(万円)
2. 2,300(万円)
3. 3,640(万円)

平成23年9月問16 遼次さんは、マンションを購入するに当たって、住宅ローンについての理解を深めておきたいと思い、FPの笹垣さんに質問をした。笹垣さんが説明の際に使用した下図(住宅ローンの返済についての図)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成23年9月実技問16
1.この図の住宅ローンの返済方法は「元金均等返済」を表している。
2.図の(a)の時期に期間短縮型の一部繰上げ返済を行った場合、繰上げ返済額は(ア)の元金部分に充当される。
3.図の(b)の時期よりも(c)の時期に全部繰上げ返済を行った方が、繰上げ返済による利息軽減効果は大きくなる。

平成23年9月問17 遼次さんは、平成23年中にマンションを購入して、住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)の適用を受けたいと考えている。FPの笹垣さんが行った住宅ローン控除に関する次の説明のうち、最も適切なものはどれか。なお、購入するマンションは、認定長期優良住宅には該当しないものとする。
1.「住宅ローン控除の適用対象は新築住宅のみであり、中古住宅や既存住宅の増改築については、他の要件を満たしていても、住宅ローン控除の適用対象とはなりません。」
2.「住宅ローン控除の適用を受ける年分の合計所得金額に制限はありません。」
3.「住宅ローン控除の控除期間は10年間です。」

平成23年9月問18 遼次さんと雪穂さんは、今後15年間で貯蓄をして、長女の真希さんの大学進学費用として250万円を準備したいと考えている。年利1%で複利運用できるものとした場合、250万円を準備するために必要な毎年の積立金額として、最も適切なものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問18
1. 143,500円
2. 155,000円
3. 180,000円

平成23年9月問19 遼次さんは、将来受け取ることができる年金についてきちんと理解をしておきたいと思い、FPの笹垣さんに質問をした。笹垣さんが行った老齢基礎年金に関する次の説明のうち、最も適切なものはどれか。
1.「老齢基礎年金は、受給資格期間を満たしていれば、原則として60歳から支給されます。」
2.「老齢基礎年金は、所定の要件を満たしている場合には、繰り上げて受給することもできます。」
3.「満額の老齢基礎年金の額は、平成17年度から一定の額に固定されており、今後も変わることはありません。」

平成23年9月問20 遼次さんの公的年金加入歴は以下のとおりである。仮に、現時点(33歳)で、遼次さんが不慮の事故により死亡した場合、遼次さんの死亡時点において雪穂さんに支給される公的年金の遺族給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、遼次さんは、入社時(22歳で入社)から死亡時まで厚生年金保険に加入しているものとし、遺族給付における生計維持要件は満たされているものとする。
平成23年9月実技問20
1.遺族基礎年金は支給されるが、遺族厚生年金は支給されない。
2.遺族厚生年金は支給されるが、遺族基礎年金は支給されない。
3.遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給される。

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 解答
年度別過去問 2011年9月(平成23年9月)

平成23年9月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成23年9月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行ううえでは、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が押さえておくべき関連業法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.税理士資格を有していないFPでも、顧客の税務書類を作成することができる。

× 顧客の税務書類作成は、個別具体的な行為なのでできない。

2.生命保険募集人の登録をしていないFPでも、生命保険商品を組み入れたライフプランの提案を行うことができる。

〇 募集・勧誘・販売ではないので違反しない。

3.投資助言・代理業の登録をしていないFPでも、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて、特定の有価証券の動向や投資判断について助言をすることができる。

× 特定の有価証券の動向や投資判断の助言はしてはならない。

正解 2

関連業法に関する規定は、似ている部分が多いが、それぞれの税理士法や保険業法などの法律で個別に規制されている内容なので細かく言えば違う。上記の問題はそれが確認できるいい問題であるのでしっかり見直しておくこと。

平成23年9月問2 下記は、会社員の辻さんの家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果は万円未満を四捨五入することとする。
平成23年9月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「276×(1+0.01)^2=282」

〇 変動率のあるものの求め方:基準値×(1+変動率)^年数

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「788-712=76」

〇 年間収支=その年の収入-支出

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「496+40=536」

× 金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)+その年の年間収支=496×(1+0.01)+40=541

正解 3

【第2問】下記の(問3)~(問5)について解答しなさい。
平成23年9月問3 下記<資料>の用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.「日経平均」:「日経平均株価」の略称。日経225ともいわれ、東京証券取引所第一部に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄を用いて算出された株価指数である。

2.「売買高」:出来高ともいわれ、例えば、2,000株の売り注文に対して、2,000株の買い注文で取引が成立した場合、売買高(出来高)は4,000株となる。

× 2000株。取り引きされた株数となる。

3.「時価総額」:上場企業の価値を表す指標の一つであり、発行済み株式数にその時点の株価(時価)を乗じて算出される。

正解 2

平成23年9月問4 投資信託に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.投資信託の分配金は、運用成果にかかわらず、運用会社から常に一定の金額が支払われる。
2.株式の組入比率が20%の投資信託は、株式投資信託ではなく、公社債投資信託に分類される。
3.投資信託のうち、いつでも購入できるタイプのものを「追加型(オープン型)」、募集期間中にしか購入できないタイプのものを「単位型(ユニット型)」という。
正解 3

平成23年9月問5 下記<資料>に基づく株式の評価尺度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
平成23年9月実技問5
1.配当利回りは、「15円÷300円×100=5(%)」である。

× 配当(収益)÷株価(投資額)×100=15円/600円×100=2.5%

2.株価収益率(PER)は、「600円÷25円=24(倍)」である。

〇 株価 / 収益率

3.株価純資産倍率(PBR)は、「600円÷300円=2(倍)」である。

〇 株価 / 純資産倍率

正解 1

【第3問】下記の(問6)、(問7)について解答しなさい。
平成23年9月問6 下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問6
1.この土地は建築基準法上の道路に2m以上接しているため、同法の接道義務を満たしている。

〇 接道義務

2.この土地に対する建築物の最大建築面積は100㎡である。

〇 建築面積=面積×建ぺい率

3.この土地に対する建築物の最大延べ面積は、指定容積率150%と前面道路の幅員(4m)に4/10を乗じた160%のいずれか大きい数値を敷地面積に乗じて求める。

× 幅員による制限なので、小さい方の数値が容積率となる。

正解 3

平成23年9月問7 公的な土地評価に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
平成23年9月実技問7
1.(ア)1月1日    (イ)相続税路線価   (ウ)3年に1度
2.(ア)4月1日    (イ)相続税路線価   (ウ)5年に1度
3.(ア)1月1日    (イ)実勢価格     (ウ)5年に1度
正解 1

【第4問】下記の(問8)~(問10)について解答しなさい。
平成23年9月問8 三上幸雄さんが契約者および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、幸雄さんはこれまでに下記<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年9月実技問8
※生活保障特約の年金種類 5年確定年金
三上幸雄さんが、平成23年中に、急性心筋梗塞(特定疾病に該当する)により急死した場合に支払われる死亡保険金は、一時金合計( ア )である。また、生活保障特約から年金年額200万円が5年間支払われる。
1. 1,800万円
2. 2,000万円
3. 2,200万円

300万円(終身保険)+1500万円(定期保険)+200万円(特定疾病)=2000万円
⇒特定疾病は、生存中に特定疾病になったときか生存中に特定疾病にならずに死亡したときに受け取ることが可能

正解 2

平成23年9月問9 小山貴博さんが契約者および被保険者として加入している医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、小山さんはこれまでに下記<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年9月実技問9
小山さんが、平成23年中に、交通事故により負傷し、その後、病院で給付倍率10倍の手術(1回)を受けて、通算20日間入院した場合、支払われる給付金の合計は、( ア )である。
1.  5万円
2. 10万円
3. 15万円

5000円×20日(入院給付金)+5000円×10倍(手術給付金)=15万円

正解 3

平成23年9月問10 下記は、個人年金保険の年金種類とその特徴についてまとめた表である。下表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
( ア )
契約時に定めた年金受取期間中被保険者が生存している場合に限り、年金が支払われる。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、その後の年金の支払いはない。
( イ )
被保険者の生死に関係なく契約時に定めた一定期間、年金が支払われる。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、残りの期間に対応する年金または一時金が被保険者の遺族に支払われる。
( ウ )
被保険者が生存している限り、一生涯年金が支払われる。年金受取開始後、被保険者が死亡した場合、その後の年金の支払いはない。
1.空欄(ア)に入る語句は、「確定年金」である。
2.空欄(イ)に入る語句は、「有期年金」である。
3.空欄(ウ)に入る語句は、「終身年金」である。
期間に着目し、生存しているときに限るか受取期間に期限があるかで分ける。

有期年金:生存している限り、定められた期間内で
終身年金:生存している限り、受取期間は定められないで一生涯
確定年金:生存していなくても、定められた期間内で

正解 3

【第5問】下記の(問11)について解答しなさい。
平成23年9月問11 大嶋雄治さんは平成23年1月に新築のマンションを取得し、新たに不動産賃貸業を開始した。このマンションの建物部分に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、大嶋さんの平成23年分の不動産所得の金額の計算上、必要経費に算入される建物の減価償却費の金額として、正しいものはどれか。
平成23年9月実技問11
1.   594,000円(=30,000,000円×0.9×0.022×12ヵ月/12ヵ月)
2.   660,000円(=30,000,000円×0.022×12ヵ月/12ヵ月)
3. 1,590,000円(=30,000,000円×0.053×12ヵ月/12ヵ月)

建物の減価償却は平成10年に改正され、以下のルールが追加された
建物の減価償却は定額法に限定されている・・・0.022
旧定額法では、建物の減価償却は10%の残存価額があったが現在は備忘価額1円まで減価償却されるので、0.9を付けてはいけない

正解 2

【第6問】下記の(問12)~(問14)について解答しなさい。
平成23年9月問12 下記の<親族関係図>において、平成23年9月11日に浅元健さんが死亡した場合の民法上の相続人に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については、一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問12
1.裕子さん、陽介さんは相続人となるが、直子さん、希美さんは相続人とならない。
2.裕子さん、陽介さん、希美さんは相続人となるが、直子さんは相続人とならない。
3.裕子さん、陽介さん、直子さん、希美さんの全員が相続人となる。

配偶者は常に相続人となる。
第1順位:子、第2順位:直系尊属、第3順位:兄弟姉妹となり、もしその順位の高い者が一人もいなかったときは繰り下がるようになるため、今回は第1順位の子がいるため子が相続人となる。、

正解 2

平成23年9月問13 中井隆さんの父の義雄さんは、平成23年7月24日に入院中の病院で死亡し、隆さんは同日、義雄さんの死亡を知った。中井隆さんに相続税の申告義務がある場合、被相続人である中井義雄さんの相続に係る相続税の申告期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.相続開始があったことを知った日から3ヵ月以内とされている。
2.相続開始があったことを知った日の翌日から4ヵ月以内とされている。
3.相続開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内とされている。

3カ月:相続の承認(放棄・限定承認)
4カ月:準確定申告
10カ月:相続税の申告期限

正解 3

平成23年9月問14 下記は、遺言の方式とその特徴についてまとめた表である。下表の空欄(ア)~(ウ)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
平成23年9月実技問14
1.(ア):遺言者が全文、日付、氏名を自書し、押印するが、「平成23年9月大安吉日」と日付を記載した場合、遺言書は無効となる。

〇 前半は正しいが、日付は日にちが分かるようにしなければいけないので無効。なお元旦はOK。

2.(イ):公正証書遺言法律に精通した公証人が作成することから、証人の立会いは不要とされている。

× 証人は2人必要。

3.(ウ):相続発生後、家庭裁判所の検認が必要とされている。

〇 公正証書遺言は元弁護士などの公証人が作成するため有効な書類が作成されるが、それ以外はそうではないため検認により有効無効を判断しなければならない。

正解 2

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>
栗原遼次さんは、株式会社STに勤務する会社員である。平成23年4月に待望の第一子が生まれたこともあり、今後の生活設計について真剣に考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある笹垣さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成23年9月1日現在のものであ平成23年9月実技問15-1
る。
<家族構成>
<保有資産(時価)>
平成23年9月実技問15-2
<負債残高>
なし
<マイホーム>
遼次さんは、定期預金800万円のうち500万円を頭金とし、民間金融機関で2,300万円の
住宅ローンを組んで、2,800万円のマンションを購入したいと考えている。
<その他>
上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成23年9月問15 FPの笹垣さんは、栗原家の(マンション購入後の)バランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問15-3
1. 1,340(万円)
2. 2,300(万円)
3. 3,640(万円)

①表に×××にそれぞれの金額を代入する。
②バランスシートは資産=負債+純資産となるので
⇒純資産=資産-負債
∴純資産=普通預金(450)+定期預金(800-500=300)+投信(50)+生命保険金(40)+不動産(2800)-住宅ローン(2300)=1340万円

正解 1

平成23年9月問16 遼次さんは、マンションを購入するに当たって、住宅ローンについての理解を深めておきたいと思い、FPの笹垣さんに質問をした。笹垣さんが説明の際に使用した下図(住宅ローンの返済についての図)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成23年9月実技問16
1.この図の住宅ローンの返済方法は「均等返済」を表している。

× 元利均等返済

2.図の(a)の時期に期間短縮型の一部繰上げ返済を行った場合、繰上げ返済額は(ア)の元金部分に充当される。

〇 全て元金に充当されるため、利息分が払わなくて良くなりお得になる。

3.図の(b)の時期よりも(c)の時期に全部繰上げ返済を行った方が、繰上げ返済による利息軽減効果は大きくなる。

× 繰り上げ返済が早い時期に行った方が効果が高い(軽減される利息部分が大きい)。

正解 2

平成23年9月問17 遼次さんは、平成23年中にマンションを購入して、住宅借入金等特別控除(以下「住宅ローン控除」という)の適用を受けたいと考えている。FPの笹垣さんが行った住宅ローン控除に関する次の説明のうち、最も適切なものはどれか。なお、購入するマンションは、認定長期優良住宅には該当しないものとする。
1.「住宅ローン控除の適用対象は新築住宅のみであり、中古住宅や既存住宅の増改築については、他の要件を満たしていても、住宅ローン控除の適用対象とはなりません。」

× 新築・中古・増築・自宅を建てるための土地購入などが対象となる。

2.「住宅ローン控除の適用を受ける年分の合計所得金額に制限はありません。」

× 合計所得が3000万円以上である者は適用が受けられない。

3.「住宅ローン控除の控除期間は10年間です。」

正解 3

平成23年9月問18 遼次さんと雪穂さんは、今後15年間で貯蓄をして、長女の真希さんの大学進学費用として250万円を準備したいと考えている。年利1%で複利運用できるものとした場合、250万円準備するために必要な毎年の積立金額として、最も適切なものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
平成23年9月実技問18
1. 143,500円
2. 155,000円
3. 180,000円

積み立てをして、将来の金額が分かっている時に現在の額(積立額)を求めたい。⇒減債基金係数
250万円×0.062=155,000円

正解 2

平成23年9月問19 遼次さんは、将来受け取ることができる年金についてきちんと理解をしておきたいと思い、FPの笹垣さんに質問をした。笹垣さんが行った老齢基礎年金に関する次の説明のうち、最も適切なものはどれか。
1.「老齢基礎年金は、受給資格期間を満たしていれば、原則として60歳から支給されます。」

× 65歳

2.「老齢基礎年金は、所定の要件を満たしている場合には、繰り上げて受給することもできます。」

〇 繰上げ(減額率0.5%/月)、繰下げ(増額率0.7%/月)ともに可能である。

3.「満額の老齢基礎年金の額は、平成17年度から一定の額に固定されており、今後も変わることはありません。」

× 物価スライド方式というもので、物価により年金額が変動する。

正解 2

平成23年9月問20 遼次さんの公的年金加入歴は以下のとおりである。仮に、現時点(33歳)で、遼次さんが不慮の事故により死亡した場合、遼次さんの死亡時点において雪穂さんに支給される公的年金の遺族給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、遼次さんは、入社時(22歳で入社)から死亡時まで厚生年金保険に加入しているものとし、遺族給付における生計維持要件は満たされているものとする。
平成23年9月実技問20
1.遺族基礎年金は支給されるが、遺族厚生年金は支給されない。
2.遺族厚生年金は支給されるが、遺族基礎年金は支給されない。
3.遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給される。

遺族基礎年金が支払われるか:子のある妻なので受給可能。
遺族厚生年金が支払われるか:厚生年金の被保険者なので受給可能。

正解 3

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