平成23年5月

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 問題
年度別過去問 2011年5月(平成23年5月)

平成23年5月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成23年5月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が押さえておくべき関連業法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.保険募集人の登録を行っていないFPが、顧客から相談を受け、生命保険証券の見方について説明をした。
2.税理士資格を有していないFPが、無料相談会において、相談者の具体的な納税額計算等の税務相談を行った。
3.弁護士資格を有していないFPが、遺産相続に関して身内で争っている顧客から依頼を受け、報酬を得る目的で、その顧客の代理人として、単独で法律判断に基づく具体的な和解案を提示した。

平成23年5月問2 下記は、福沢さん(42歳)の家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果については万円未満を四捨五入することとする。
平成23年5月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「305×(1+0.01)×2=616」
×
2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「824-539=285」
3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「1,268×(1+0.01)+129=1,410」

【第2問】下記の(問3)、(問4)について解答しなさい。
平成23年5月問3 下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
経済用語主な内容
( ア ) 家計が購入する商品やサービスの価格変動を表した指数。
( イ ) 労働力人口に占める完全失業者の割合。
( ウ ) 一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額。
1.空欄(ア)に入る用語は、「消費者物価指数」である。
2.空欄(イ)に入る用語は、「完全失業率」である。
3.空欄(ウ)に入る用語は、「マネーストック」である。

平成23年5月問4 下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成23年5月実技問4
1.(a)は、前日のマーケット(81.95円)よりも、円高になったことを示している。
2.(b)は、東京証券取引所第1部に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価を平均し、かつ、連続性を失わせないように株価の権利落ちなどを修正した平均株価である。
3.(c)は、売買高ともいわれ、取引が成立した株数のことをいう。

【第3問】下記の(問5)、(問6)について解答しなさい。
平成23年5月問5 建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、次の記述の空欄(ア)にあてはまる面積として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問5
建築物を建築する場合、この土地に対する建築物の建築面積は、最大( ア )である。
1. 180m2(300m2×60%)
2. 450m2(300m2×150%)
3. 480m2(300m2×(4m×4/10))

平成23年5月問6 不動産登記記録に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成23年5月実技問6
1.表題部に記載されている土地の所在や地番は住居表示と必ず一致している。
2.不動産登記記録は、一筆の土地または一個の建物ごとに作成される。
3.所有権に関する登記事項は、乙区に記載されている。

【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
平成23年5月問7 太田和夫さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、和夫さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年5月実技問7
太田和夫さんが、平成23年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後100日間入院し給付倍率20倍の手術を1回受けた場合、支払われる給付金は、ガン診断給付金( ア )、ガン入院給付金( イ )、ガン手術給付金( ウ )の合計(***)万円である。
注:問題作成の都合上、一部(***)としている。
1.空欄(ア)に入る金額は、「100万円」である。
2.空欄(イ)に入る金額は、「150万円」である。
3.空欄(ウ)に入る金額は、「10万円」である。

平成23年5月問8 問7の<資料>を基に、この保険の保障内容に関する次の記述の空欄(エ)にあてはまる金額として、最も適切なものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、和夫さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。太田和夫さんが、平成23年中に交通事故で死亡(即死)した場合に支払われる死亡保険金は、( エ )である。
1.  15万円
2.  75万円
3. 100万円

平成23年5月問9 生命保険は、保険期間や保障の内容により、大きくは、終身保険・定期保険・養老保険の3つに分類される。この3つの生命保険の主な特徴についてまとめた下表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<3つの生命保険の主な特徴>
( ア )
定められた保険期間中に死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われ、満期まで生存していれば、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる。
( イ )
定められた保険期間中に死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる。満期保険金はない。
( ウ )
一生涯の保障が続き、死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる。満期保険金はないが、途中で解約した場合には、期間の経過に応じた解約返戻金を受け取ることもできる。
1.空欄(ア)に入る語句は、「定期保険」である。
2.空欄(イ)に入る語句は、「養老保険」である。
3.空欄(ウ)に入る語句は、「終身保険」である。

平成23年5月問10 佐野英雄さんは、以下の内容の住宅総合保険に加入している。この住宅総合保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、佐野さんはこれまでにこの保険から、保険金を受け取っていないものとする。また、特約は付帯されていないものとする。
平成23年5月実技問10
1.この保険では、火災による損害のみが補償され、落雷・ひょう災・雪災などの自然災害による損害については一切補償されない。
2.この保険では、建物と家財の双方が保険の目的物となる。
3.この住宅が火災により全焼した場合、支払われる保険金については、一時所得として所得税が課される。

【第5問】下記の(問11)、(問12)について解答しなさい。
平成23年5月問11 高梨則夫さん(昭和20年11月15日生まれ・平成23年の誕生日において66歳)の平成23年の公的年金収入(見込み額)は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計250万円である。高梨さんの平成23年の公的年金等の雑所得の金額として、正しいものはどれか。なお、高梨さんの平成23年の収入は、公的年金収入以外にはないものとして解答すること。
<参考:計算式>公的年金等の雑所得の金額=公的年金等の収入金額-公的年金等控除額
平成23年5月実技問11
1. 120万円
2. 130万円
3. 150万円

平成23年5月問12 会社員の有馬隆さんは、平成22年中に下記<資料>の医療費等を支払っており、医療費控除の適用を受けるため、所得税の確定申告を行っている。有馬さんの平成22年分の医療費控除の対象となる支出額(合計額)として、正しいものはどれか。なお、支払った医療費等は、すべて有馬さんまたは生計を一にする妻のために支払ったものである。また、保険金等で補てんされた金額はない。
<資料>
・ 虫歯の治療費            12,000円
・ 健康増進のためのビタミン剤購入費   5,000円
・ 胃潰瘍による入院治療費      150,000円
1. 155,000円
2. 162,000円
3. 167,000円

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
平成23年5月問13 平成23年3月13日に相続が開始された被相続人の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問13
1.配偶者1/2 長女1/6 二女1/6 三女1/6
2.配偶者2/3 長女1/9 二女1/9 三女1/9
3.配偶者3/4 長女1/24 長女の夫1/24 二女1/12 三女1/12

平成23年5月問14 山村貴志さんは、平成22年12月に、叔父から300万円の金銭による贈与を受けた。山村さんの平成22年分の贈与税額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、平成22年中において、山村さんはこれ以外には贈与を受けていないものとする。
平成23年5月実技問14
1.贈与税額は、「300万円×15%-10万円=35万円」となる。
2.贈与税額は、「(300万円-110万円)×10%=19万円」となる。
3.叔父からの贈与であるため、贈与税はかからず、贈与税額は「0円」となる。

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>清瀬広樹さんは株式会社JSに勤務する会社員で、平成23年2月7日に待望の第一子が誕生したばかりである。妻の亜美さんは、広樹さんと共働きの会社員であるが、現在、育児休業を取得中であり、子どもが1歳になったら職場復帰をする予定でいる。広樹さんは家族が増えたことを機に、今後の生活設計等について真剣に考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある加賀さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成23年4月1日現在のものである。
<家族構成>
平成23年5月実技問15-1
<保有財産(時価)>
平成23年5月実技問15-2
<負債残高>自動車ローン(自家用):50万円(債務者は広樹さん)
<マイホーム>広樹さんは、定期預金700万円のうち300万円を頭金とし、民間金融機関で2,200万円の住宅ローンを組んで、2,500万円のマンションを購入したいと考えている。
<その他>上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成23年5月問15 FPの加賀さんは、清瀬家の(マンション購入後の)バランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問15-3
1. 1,200(万円)
2. 1,370(万円)
3. 1,420(万円)

平成23年5月問16 広樹さんは、住宅ローンの仕組みについて理解を深めておきたいと思い、FPの加賀さんに質問をした。住宅ローンに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.住宅ローンの返済方法のうち、元金と利息を合わせた毎回の返済額が一定の返済方法のものを「元利均等返済方式」という。
2.「変動金利型」の場合、当初借入れ時に、最終返済日までの返済額を確定させることができるというメリットがある。
3.住宅ローンの一部繰上げ返済方法のうち、毎月の返済額をそのままにして、返済期間を短縮する方法を「返済額軽減型」という。

平成23年5月問17 広樹さんは外貨預金による資産運用に興味を持ち始めており、外貨預金の仕組み等について、FPの加賀さんに質問をした。外貨預金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.外貨預金には、一般に、為替変動リスクがある。
2.円貨から外貨に換える際の為替手数料は、通貨の種類を問わず、すべての金融機関において一律に50銭と決められている。
3.外貨預金の取引において、顧客が円貨を外貨に換える際に適用されるレートをTTMレート、顧客が外貨を円貨に換える際に適用されるレートをTTSレートという。

平成23年5月問18 広樹さんは、将来、家族全員で海外旅行に行きたいと考えている。仮に、10年後に120万円を貯める場合、年利2%で複利運用するとして、毎年いくらずつ積み立てればよいか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算することとし、解答に当たっては、万円未満を四捨五入することとする。また、税金は一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問18
1. 11万円
2. 13万円
3. 98万円

平成23年5月問19 亜美さんは、広樹さんが万一死亡した場合、自分と残された子どもが生活していけるかどうか不安になり、FPの加賀さんに相談をした。仮に1年後、広樹さんが仕事中の不慮の事故により死亡したものとすると、広樹さんの死亡時点において亜美さんに支給される公的年金の遺族給付として、最も適切なものはどれか。なお、広樹さんは、入社時(22歳で入社)から死亡時まで厚生年金保険に加入しているものとし、遺族給付における生計維持要件は満たされているものとする。
1.遺族厚生年金のみ
2.遺族厚生年金と遺族基礎年金
3.死亡一時金と寡婦年金

平成23年5月問20 広樹さんは、父親の恭一郎さん(58歳)が昨年病気により入院し、かかった総医療費(健康保険適用分・平成22年11月分)が100万円(自己負担額30万円)と高額であったため、FPの加賀さんに健康保険の高額療養費について質問した。加賀さんが説明した高額療養費に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、恭一郎さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者で、所得区分は「一般」である。
平成23年5月実技問20
「恭一郎さんの自己負担額は30万円であるため、健康保険から高額療養費として、『30万円-自己負担限度額=( ア )』が支払われます。」
1.       0円
2. 145,000円
3. 212,570円

ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)学科試験
実技試験 解答
年度別過去問 2011年5月(平成23年5月)

平成23年5月
【第1問】下記の(問1)、(問2)について解答しなさい。
平成23年5月問1 ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が押さえておくべき関連業法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.保険募集人の登録を行っていないFPが、顧客から相談を受け、生命保険証券の見方について説明をした。

2.税理士資格を有していないFPが、無料相談会において、相談者の具体的な納税額計算等の税務相談を行った。

× 個別具体的な行為は違反する。

3.弁護士資格を有していないFPが、遺産相続に関して身内で争っている顧客から依頼を受け、報酬を得る目的で、その顧客の代理人として、単独で法律判断に基づく具体的な和解案を提示した。

×

正解 1

平成23年5月問2 下記は、福沢さん(42歳)の家庭のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用することとし、計算結果については万円未満を四捨五入することとする。
平成23年5月実技問2
1.空欄(ア)に入る数値とその求め方:「305×(1+0.01)×2=616」

× 変動率のあるものの求め方:基準値×(1+変動率)^年数=305×(1+0.01)^2≒357

2.空欄(イ)に入る数値とその求め方:「824-539=285」

〇 年間収支=その年の収入-支出

3.空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「1,268×(1+0.01)+129=1,410」

〇 金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)+その年の年間収支

正解 1

【第2問】下記の(問3)、(問4)について解答しなさい。
平成23年5月問3 下記は、経済用語についてまとめた表である。下表の経済用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
経済用語主な内容
( ア ) 家計が購入する商品やサービスの価格変動を表した指数
( イ ) 労働力人口に占める完全失業者の割合
( ウ ) 一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の額。
1.空欄(ア)に入る用語は、「消費者物価指数」である。

2.空欄(イ)に入る用語は、「完全失業率」である。

3.空欄(ウ)に入る用語は、「マネーストック」である。

× 国内総生産(GDP)の説明。

正解 3

平成23年5月問4 下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
平成23年5月実技問4
1.(a)は、前日のマーケット(81.95円)よりも、円高になったことを示している。

× 81.95円⇒83.12円となっているので円安。今まで1$=81.95円で買えていた物が83.12円でしか買えなくなった。円の価値が下がった(安くなった)。

2.(b)は、東京証券取引所第1部に上場している銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価を平均し、かつ、連続性を失わせないように株価の権利落ちなどを修正した平均株価である。

× これは日経平均株価の説明。TOPIXは東証第一部上場の全銘柄を対象とした時価総額の指数。

3.(c)は、売買高ともいわれ、取引が成立した株数のことをいう。

正解 3

【第3問】下記の(問5)、(問6)について解答しなさい。
平成23年5月問5 建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合、次の記述の空欄(ア)にあてはまる面積として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問5
建築物を建築する場合、この土地に対する建築物の建築面積は、最大( ア )である。
1. 180㎡=(300㎡×60%)
2. 450㎡=(300㎡×150%)
3. 480㎡=(300㎡×(4m×4/10))

建ぺい率を使う。

正解 1

平成23年5月問6 不動産登記記録に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成23年5月実技問6
1.表題部に記載されている土地の所在や地番は住居表示必ず一致している。

× 住居表示は市町村が、登記簿は法務局が作っているため一致していないこともある。

2.不動産登記記録は、一筆の土地または一個の建物ごとに作成される。

3.所有権に関する登記事項は、乙区に記載されている。

× 甲区。乙区は所有権以外に関する事項。

正解 2

【第4問】下記の(問7)~(問10)について解答しなさい。
平成23年5月問7 太田和夫さんが加入しているガン保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、和夫さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
平成23年5月実技問7
太田和夫さんが、平成23年中に初めてガン(悪性新生物)と診断され、その後100日間入院給付倍率20倍の手術を1回受けた場合、支払われる給付金は、ガン診断給付金( ア )、ガン入院給付金( イ )、ガン手術給付金( ウ )の合計(***)万円である。
注:問題作成の都合上、一部(***)としている。
1.空欄(ア)に入る金額は、「100万円」である。

2.空欄(イ)に入る金額は、「150万円」である。

〇 15,000円×100日

3.空欄(ウ)に入る金額は、「10万円」である。

× 15,000円×20倍=30万円

正解 3

平成23年5月問8 問7の<資料>を基に、この保険の保障内容に関する次の記述の空欄(エ)にあてはまる金額として、最も適切なものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、和夫さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
太田和夫さんが、平成23年中に交通事故で死亡(即死)した場合に支払われる死亡保険金は、( エ )である。
1.  15万円
2.  75万円
3. 100万円

15,000円×10倍=15万円

正解 1

平成23年5月問9 生命保険は、保険期間や保障の内容により、大きくは、終身保険・定期保険・養老保険の3つに分類される。この3つの生命保険の主な特徴についてまとめた下表に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<3つの生命保険の主な特徴>
( ア )
定められた保険期間中に死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われ満期まで生存していれば、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる
( イ )
定められた保険期間中に死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる。満期保険金はない。
( ウ )
一生涯の保障が続き、死亡または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる満期保険金はないが、途中で解約した場合には、期間の経過に応じた解約返戻金を受け取ることもできる
1.空欄(ア)に入る語句は、「定期保険」である。

× 養老保険の説明

2.空欄(イ)に入る語句は、「養老保険」である。

× 定期保険の説明

3.空欄(ウ)に入る語句は、「終身保険」である。

正解 3

平成23年5月問10 佐野英雄さんは、以下の内容の住宅総合保険に加入している。この住宅総合保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、佐野さんはこれまでにこの保険から、保険金を受け取っていないものとする。また、特約は付帯されていないものとする。
平成23年5月実技問10
1.この保険では、火災による損害のみが補償され、落雷・ひょう災・雪災などの自然災害による損害については一切補償されない

× 通常の火災保険でもこれらは保証されるし、住宅総合ではさらに水災や盗難も対象としてるので誤り。

2.この保険では、建物と家財の双方が保険の目的物となる。

3.この住宅が火災により全焼した場合、支払われる保険金については、一時所得として所得税が課される

× 損害保険は非課税

正解 2

【第5問】下記の(問11)、(問12)について解答しなさい。
平成23年5月問11 高梨則夫さん(昭和20年11月15日生まれ・平成23年の誕生日において66歳)の平成23年の公的年金収入(見込み額)は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計250万円である。高梨さんの平成23年の公的年金等の雑所得の金額として、正しいものはどれか。なお、高梨さんの平成23年の収入は、公的年金収入以外にはないものとして解答すること。
<参考:計算式>公的年金等の雑所得の金額=公的年金等の収入金額-公的年金等控除額
平成23年5月実技問11
1. 120万円
2. 130万円
3. 150万円

65歳以上の者、330万円未満
250万円-120万円=130万円

正解 2

平成23年5月問12 会社員の有馬隆さんは、平成22年中に下記<資料>の医療費等を支払っており、医療費控除の適用を受けるため、所得税の確定申告を行っている。有馬さんの平成22年分の医療費控除の対象となる支出額(合計額)として、正しいものはどれか。なお、支払った医療費等は、すべて有馬さんまたは生計を一にする妻のために支払ったものである。また、保険金等で補てんされた金額はない。
<資料>
・ 虫歯の治療費            12,000円
健康増進のためのビタミン剤購入費   5,000円
・ 胃潰瘍による入院治療費      150,000円
1. 155,000円
2. 162,000円
3. 167,000円

治療費や入院費などは対象だが、病気とは関係ない健康増進に関する費用は医療費控除の対象外
12,000円+150,000円=167,000円

正解 2

【第6問】下記の(問13)、(問14)について解答しなさい。
平成23年5月問13 平成23年3月13日に相続が開始された被相続人の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人および法定相続分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については、一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問13
1.配偶者1/2 長女1/6 二女1/6 三女1/6
2.配偶者2/3 長女1/9 二女1/9 三女1/9
3.配偶者3/4 長女1/24 長女の夫1/24 二女1/12 三女1/12

配偶者と子が相続人になるので1/2ずつ
配偶者:1/2
子が複数ある場合は均等に分割される。
長女・次女・三女:1/2×1/3=1/6
なお、相続は直系でしか行われないので傍系の長女の夫は関係ない。

正解 1

平成23年5月問14 山村貴志さんは、平成22年12月に、叔父から300万円の金銭による贈与を受けた。山村さんの平成22年分の贈与税額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、平成22年中において、山村さんはこれ以外には贈与を受けていないものとする。
平成23年5月実技問14
1.贈与税額は、「300万円×15%-10万円=35万円」となる。
2.贈与税額は、「(300万円-110万円)×10%=19万円」となる。
3.叔父からの贈与であるため、贈与税はかからず、贈与税額は「0円」となる。

①基礎控除110万円を差し引く
②その金額から表の該当の税率をかけ税額を求める。
③税額に表の控除額を差し引く

正解 2

【第7問】下記の(問15)~(問20)について解答しなさい。
<設例>清瀬広樹さんは株式会社JSに勤務する会社員で、平成23年2月7日に待望の第一子が誕生したばかりである。妻の亜美さんは、広樹さんと共働きの会社員であるが、現在、育児休業を取得中であり、子どもが1歳になったら職場復帰をする予定でいる。広樹さんは家族が増えたことを機に、今後の生活設計等について真剣に考えようと思い、ファイナンシャル・プランナー(FP)で税理士でもある加賀さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成23年4月1日現在のものである。
<家族構成>
平成23年5月実技問15-1
<保有財産(時価)>
平成23年5月実技問15-2
<負債残高>自動車ローン(自家用):50万円(債務者は広樹さん)
<マイホーム>広樹さんは、定期預金700万円のうち300万円を頭金とし、民間金融機関で2,200万円の住宅ローンを組んで、2,500万円のマンションを購入したいと考えている。
<その他>上記以外については、各設問において特に指定のない限り一切考慮しないこととする。

平成23年5月問15 FPの加賀さんは、清瀬家の(マンション購入後の)バランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に基づいて解答することとし、<設例>に記載のある情報以外の情報については一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問15-3
1. 1,200(万円)
2. 1,370(万円)
3. 1,420(万円)

①表に×××にそれぞれの金額を代入する。
②バランスシートは資産=負債+純資産となるので
⇒純資産=資産-負債
∴純資産=普通預金(450)+定期預金(700-300=400)+個人向け国債(100)+生命保険金(170)+不動産(2500)+ー住宅ローン(2200)ー自動車ローン(50)=1370万円

正解 2

平成23年5月問16 広樹さんは、住宅ローンの仕組みについて理解を深めておきたいと思い、FPの加賀さんに質問をした。住宅ローンに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.住宅ローンの返済方法のうち金と息を合わせた毎回の返済額が一定返済方法のものを「元利均等返済方式」という。

2.「変動金利型」の場合、当初借入れ時に、最終返済日までの返済額を確定させることができるというメリットがある。

× 固定金利の説明。変動金利は当初の金利は低いが、返済期間中に金利が変動するため支払利息も変動し、返済額は確定しない。

3.住宅ローンの一部繰上げ返済方法のうち、毎月の返済額をそのままにして、返済期間を短縮する方法を「返済額軽減型」という。

× 期間短縮型の説明。

正解 1

平成23年5月問17 広樹さんは外貨預金による資産運用に興味を持ち始めており、外貨預金の仕組み等について、FPの加賀さんに質問をした。外貨預金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.外貨預金には、一般に、為替変動リスクがある

〇 円高になると、為替により元本割れをする可能性がある。

2.円貨から外貨に換える際の為替手数料は、通貨の種類を問わず、すべての金融機関において一律に50銭と決められている。

× 金融機関ごとに異なる

3.外貨預金の取引において、顧客が円貨を外貨に換える際に適用されるレートをTTMレート、顧客が外貨を円貨に換える際に適用されるレートをTTSレートという。

顧客が円貨を外貨に換える⇒円貨を売って外貨を買う⇒TTS(sell)
顧客が外貨を円貨に換える⇒外貨を売って円貨を買う⇒TTB(buy)

正解 1

平成23年5月問18 広樹さんは、将来、家族全員で海外旅行に行きたいと考えている。仮に、10年後120万円を貯める場合、年利2%で複利運用するとして、毎年いくらずつ積み立てればよいか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算することとし、解答に当たっては、万円未満を四捨五入することとする。また、税金は一切考慮しないこととする。
平成23年5月実技問18
1. 11万円
2. 13万円
3. 98万円

積み立てをする時に、現在いくら積み立てればいいかを求める⇒減債基金係数
120万円×0.0913≒11万円

正解 1

平成23年5月問19 亜美さんは、広樹さんが万一死亡した場合、自分と残された子どもが生活していけるかどうか不安になり、FPの加賀さんに相談をした。仮に1年後、広樹さんが仕事中の不慮の事故により死亡したものとすると、広樹さんの死亡時点において亜美さんに支給される公的年金の遺族給付として、最も適切なものはどれか。なお、広樹さんは、入社時(22歳で入社)から死亡時まで厚生年金保険に加入しているものとし、遺族給付における生計維持要件は満たされているものとする。
1.遺族厚生年金のみ
2.遺族厚生年金と遺族基礎年金
3.死亡一時金と寡婦年金

遺族基礎年金が支払われるか:子のある妻なので受給可能。
遺族厚生年金が支払われるか:厚生年金の被保険者なので受給可能。

正解 2

平成23年5月問20 広樹さんは、父親の恭一郎さん(58歳)が昨年病気により入院し、かかった総医療費(健康保険適用分・平成22年11月分)が100万円(自己負担額30万円)と高額であったため、FPの加賀さんに健康保険の高額療養費について質問した。加賀さんが説明した高額療養費に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、恭一郎さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者で、所得区分は「一般」である。
平成23年5月実技問20
「恭一郎さんの自己負担額は30万円であるため、健康保険から高額療養費として、『30万円-自己負担限度額=( ア )』が支払われます。」
1.       0円
2. 145,000円
3. 212,570円

80,100円+(100万円-267,000円)×1%=87,430円
30万円-87430円=212,570円

正解 3

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